あるとき、BodyChance校長のジェレミー・チャンス先生のレッスンを受けたときのこと。
ホルンの練習に関して質問をしました。
あるとき、BodyChance校長のジェレミー・チャンス先生のレッスンを受けたときのこと。
ホルンの練習に関して質問をしました。
ことしもキャシー・マデンがアメリカから来日。
キャシー・マデンは、アレクサンダーテクニークをパフォーマンスに応用することに関しては、世界第一級。
今週は久しぶりに校長ジェレミーさんによるアレクサンダーテクニーク教師養成クラス@大阪。
木曜日のクラス中、ホルン演奏をみてもらいました。そこで得た新しい考え方/奏法プランは、「肋骨より下、骨盤もまるごと呼吸ひいては演奏全体の一部である」ということ。
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わたしは京都の高校を卒業し、2003年秋から2008年夏までの5年間、ドイツのエッセン・フォルクワング芸術大学に留学しました。
そこで師事していたのが、フランク・ロイド教授です。
☆この記事の原文は、昨年発売されたロンドン・ホルン・サウンズ第二弾「Give It One」のオフィシャルサイトに掲載されています→http://www.giveitone.com/horn-talk/41-horn-talk/67-thoughts-pip-eastop
ジャズの即興演奏にはまだ取り組み始めて日が浅かったので、レコーディングのそのときまで待って、その場でソロを即興で考える(本業のジャズ奏者ならそうすることになっている)のは出来ない気がした。だからその代わり、十分前もってスケッチをもらうことにしたのだ。一ヶ月くらい前もっともらっておいた。それから、考えておいて練習しておくことにした。実は、書き出しさえしておいたし、そうしておいてよかった。もし、そうしなかったらきっとヘタクソな出来になっていただろう。グウィリム作曲の「Blues For Hughie」で与えられたソロは、分かりやすいブルースだったので、レコーディングのその日まで置いておいて、即興でやってみることにした。出来上がりには、けっこう自信がある。全然悪くない。奇妙な事に、吹いていたときのことは、1音も覚えていない。神経生理学者の友人がいるのだが、彼によると、そういう記憶喪失は極度の恐怖の古典的な症状らしい!!まあ、たしかに怖かったものなあ….だって、ホルン吹きがたくさん、私のやろうとしている事に聴き入っており、しかも録音の残り時間はあまりなかったから、空っぽになった頭から何か良いものを引き出さなきゃと、すごくプレッシャーを感じた。1、2の、3、スタート!でやらなきゃいけなかった。キツかった….
☆この記事の原文は、昨年発売されたロンドン・ホルン・サウンズ第二弾「Give It One」のオフィシャルサイトに掲載されています→http://www.giveitone.com/horn-talk/41-horn-talk/67-thoughts-pip-eastop
わたしは、いったい私のどこを買って、ヒュー・シーナンが「ロンドンホルンサウンズの逆襲」とも言えそうなプロジェクトの主要な役割に私を入れたのか、 分からない。第一作目に参加できたときも、本当に嬉しかったが、そのときはやることは少ししかなかった。「キャラバン」の最後の方の絞り出すような音を担当しただけだった。だが、新しい企画が出来上がってくにつれ、ヒューが実はわたしにもっともっと吹いてもらうつもりでいたのが分かってきた。前回よりさらに高音も吹かせる気でいたようだ。そして、ジャズのソロを担当させ、火の輪をくぐらせるようなことをさせるつもりだったのだ。私は心配になった。
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今回の記事は、ロンドンのホルン奏者、ピップ・イーストップ氏の教授法について、当時イーストップ氏の生徒であった、トーマス・アラード氏が解説したものです。
原文は1998年7月11日に最初に発表されています。http://eastop.net/?p=490
☆ロンドンのホルン奏者、ピップ・イーストップ氏の論文です。
原文→http://eastop.net/?p=265
(この論文は1997年夏に、「ホルン・マガジン」第5巻No.2で最初に出版されました)
ここで、速いスタッカートのアーティキュレーションの隙間に隠れていた、「舌で止める」ことの発見を通して何を探求していけるだろうか?すでに示唆したように、ゆっくり練習することでアーティキュレーションをきれいにするという方法は、うまくいかないかもしれない。ゆっくりなテンポのときにどれだけ美しく演奏できても、インテンポでやると何も良くなっていない。私の仮説は、次のようなものである:わたしたちが、アーティキュレーションの向上を意図して取り組むためにテンポ落とすとき、うっかりテンポだけではなくアーティキュレーションのやり方まで変えてしまっているのではないか。テンポを落とすと、「音をなめらかに消え入るように終える」という余分な事を差し挟んで練習しているのではなかろうか。
☆ロンドンのホルン奏者、ピップ・イーストップ氏の論文です。
原文→http://eastop.net/?p=265
(この論文は1997年夏に、「ホルン・マガジン」第5巻No.2で最初に出版されました)
タンギングの質が、大きい音から小さい音まで、ゆっくりなフレーズから速いフレーズまで、安定してきれいではっきりしている人は、この論文は少ししか役に立たないだろう。どうぞ、ページをめくって、この論文はとばしていたただければよい。
☆ロンドンのホルン奏者、ピップ・イーストップ氏のエッセイです。
原文→http://eastop.net/?p=275
(1995年発表)
現代音楽をたくさん演奏していると、けっこうイカれた音を要求されることがある。たとえば、ロスタコフの曲で、ラウールと私が両方ともゲシュットプで、しかも重音で5度を、しかもそれぞれ別の5度を、しかもちょっとずれたタイミングで奏する、とうものがあった。チャレンジしてみて楽しかったが、頭骨内のキツい振動と喉での乱流現象を耐えて頑張るだけの価値があったかを判断するのは難しい。こも乱流現象は、声の振動と楽器の音の振動との間で起こる干渉パターンによって引き起こされ、頭の中をひっかき回す。しかしながら、同僚が大笑いしていたところをみると、なんらかの感情的ニュアンスが伝わったようだし、現代音楽ともいえどもそれは音楽の意義ではある。これに関して、二つ気になる事がある。