本の制作というのは、チームワークです。
名前が一番分かりやすく表に出るのはメインの執筆者だけれど、
本の仕上がりという結果を決めるのは、著者の書いているものの質はせいぜい半分では?
そう思うことばかりの、素晴らしい本が出来上がりました。
『音が変わる!うまくなる! たのしい吹奏楽』全3巻
バジル・クリッツァー/著
天野正道/監修
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全編カラーの、イラストやマンガそして写真を多用した
読んでいてとてもたのしい本です。
『たのしい吹奏楽』
というタイトルを、本自身が隅々まで体現しようとしてくれているような….
そんな不思議な印象を感じます。
それはひとえに、編集・イラスト・装丁・マンガ・監修・図版制作を担ってくださった
専門家チームの鮮やかな仕事力のおかげです。
この本は、いままで作ってきた本の内容や要素を、もう一度「みやすく・わかりやすく」組み立て直した部分と、
アレクサンダーテクニークを専門的に修めている多数の音楽家たちによる各楽器プレイヤーたちへのアドバイスの部分とから成り立ちます。
そのメンバーは
フルート・ピッコロ:
嶋村順子(武蔵野音大卒)
オーボエ・ファゴット:
是澤悠(東京藝大卒)
サクソフォン・ファゴット:
渡邊愛子(愛知県芸大卒)
クラリネット・バスクラリネット:
豊永よしこ(桐朋学園大学卒)
トロンボーン:
森岡尚之(大阪音大卒)
チューバ・ユーフォニアム:
石川佳秀(尚美学園大卒)
トランペット・ホルン:
バジル・クリッツァー(エッセン芸大卒)
打楽器:
山口裕介(ジャズインストゥルメンタルバンド・カルメラなど)
コントラバス:
楠洋介(鍼灸師)
です。
まったく身体的な知識・理解が込められていない指導法・奏法論はもちろんのこと、せっかくそういった知識や解説があってもイマイチどう演奏や練習とつながるのかが分かりにくく奏者の日常とうまくつながらない本も多い中で、
この本はごくありふれた日常の音楽そして吹奏楽ライフに寄り添ったものになっていると思います。
ぜひ、お手に取って頂ければ、あるいはあなたの学校の図書館などに置いて頂ければ、きっと役立ちますし、
制作チーム一同、嬉しい限りです!
– – –
【第1巻 楽器演奏の基礎】
〜楽器演奏のコツ〜
もっと上手になる呼吸法
大きな音の出し方
小さい音の奏で方
低い音の出し方を工夫しよう
タンギングの悩みに役立つアイデア
指を動かしやすくするヒント
よりよい合奏をするために
<金管楽器番外編>
ロングトーンより大切な基礎練習
高い音を音楽的に楽しんで練習しよう
〜やりたいことを実現するために〜
たのしい吹奏楽
用語解説と音楽記号、楽器紹介
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【第2巻 楽器別アドバイス】
●フルート/ピッコロ
●オーボエ/ファゴット
●クラリネット
●サクソフォーン
●トランペット
●ホルン
●トロンボーン
●ユーフォニアム/テューバ
●パーカッション
●コントラバス
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【第3巻 心と身体の相談室】
〜練習から本番に向けて〜
練習の全てを音楽に
本番で力を発揮できる練習のやり方
いざ、本番!
〜部活のお悩みQ&A〜
練習~本番の悩み
部活の日常の悩み
先輩・後輩の関係についての悩み
★部活のお悩みQ&A番外編
心配することは、なにもない
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全巻セット
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