練習の黄金則

練習の黄金則

・何を演奏するか決める
・どのように演奏するか決める
・その意図に沿って演奏する
・評価なしに観察して受け入れる
・次にどうしたいか決める

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「息にのせて歌う」

「Singing on the Wind- 息にのせて歌う」

人間にとって最も自然な音楽のやり方は「歌う」ということだ。ホルンの場合、私たちは「息にのせて歌って」いるのである。歌う事によって確立されている自分の自然な音楽性を、楽器の音を支えそして運んでいく息の流れと組み合わせているのだ。歌と同じように息は流れる。そうすると、息の量は正確に必要な量に合致して保たれる。
音の質は耳によってコントロールされる。歌うときと同じように、「心(訳注:頭の中)の耳」で望む音程が聴こえている。あとは声帯の代わりをアンブシュアが行うようにさせてあげるのだ。
音程のコントロールもこの「心の耳」によって為される。そうするとアンブシュアは、望む音程を得るために本能的にポジションを合わせてくれて、息の流れは唇の振動を支えてくれる。

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「はじめに」ナイジェル・ダウニング著、バジル・クリッツァー訳

チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団ホルン奏者、ナイジェル・ダウニング氏の著作「Singing on the Wind」の翻訳です。原文→http://www.hornplaying.ch/

「はじめに」

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Singing on the Wind ーはじめに

このたび翻訳するのはチューリッヒ・トーンハレ管弦楽団ホルン奏者、ナイジェル・ダウニング氏の著作「Singing on the Wind」です。これは邦訳すると「息にのせて歌おう」とでもなるでしょうか。

ダウニング氏はスイス・チューリッヒ芸術大学のホルン科教授です。ちなみにこの学校の教授陣、かの有名なラトヴァン・ヴラトコビッチ氏、そしてよく知られたホルン奏者であるイフォー・ガス氏の3名が教授を務めており、しかも3人で全員の生徒の教育にあたるそうです。三者三様の優れた演奏と考え方の中で学べる環境は本当に羨ましいですね。

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ニューヨーク・フィルのホルン奏者が語る、アレクサンダーテクニーク。

2009年秋、ニューヨークフィル2番ホルン奏者でアレクサンダーテクニーク教師ののアレン・スパンジャー氏と連絡をとり、オケの来日に合わせて実際にお会いしました。

新宿ドルチェ楽器
でミニレッスン会を企画し、私を含めて6名のプロ金管プレイヤーがレッスン受講のために集まり、私が通訳を担当しました。

素晴らしい講習会になりました。

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「ホルン談義 ピップ・イーストップの考え」その2 ピップ・イーストップ著 バジル・クリッツァー訳

☆この記事の原文は、昨年発売されたロンドン・ホルン・サウンズ第二弾「Give It One」のオフィシャルサイトに掲載されています→http://www.giveitone.com/horn-talk/41-horn-talk/67-thoughts-pip-eastop

 ジャズの即興演奏にはまだ取り組み始めて日が浅かったので、レコーディングのそのときまで待って、その場でソロを即興で考える(本業のジャズ奏者ならそうすることになっている)のは出来ない気がした。だからその代わり、十分前もってスケッチをもらうことにしたのだ。一ヶ月くらい前もっともらっておいた。それから、考えておいて練習しておくことにした。実は、書き出しさえしておいたし、そうしておいてよかった。もし、そうしなかったらきっとヘタクソな出来になっていただろう。グウィリム作曲の「Blues For Hughie」で与えられたソロは、分かりやすいブルースだったので、レコーディングのその日まで置いておいて、即興でやってみることにした。出来上がりには、けっこう自信がある。全然悪くない。奇妙な事に、吹いていたときのことは、1音も覚えていない。神経生理学者の友人がいるのだが、彼によると、そういう記憶喪失は極度の恐怖の古典的な症状らしい!!まあ、たしかに怖かったものなあ….だって、ホルン吹きがたくさん、私のやろうとしている事に聴き入っており、しかも録音の残り時間はあまりなかったから、空っぽになった頭から何か良いものを引き出さなきゃと、すごくプレッシャーを感じた。1、2の、3、スタート!でやらなきゃいけなかった。キツかった….

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「ホルン談義 ピップ・イーストップの考え」その1 ピップ・イーストップ著 バジル・クリッツァー訳

☆この記事の原文は、昨年発売されたロンドン・ホルン・サウンズ第二弾「Give It One」のオフィシャルサイトに掲載されています→http://www.giveitone.com/horn-talk/41-horn-talk/67-thoughts-pip-eastop

 わたしは、いったい私のどこを買って、ヒュー・シーナンが「ロンドンホルンサウンズの逆襲」とも言えそうなプロジェクトの主要な役割に私を入れたのか、 分からない。第一作目に参加できたときも、本当に嬉しかったが、そのときはやることは少ししかなかった。「キャラバン」の最後の方の絞り出すような音を担当しただけだった。だが、新しい企画が出来上がってくにつれ、ヒューが実はわたしにもっともっと吹いてもらうつもりでいたのが分かってきた。前回よりさらに高音も吹かせる気でいたようだ。そして、ジャズのソロを担当させ、火の輪をくぐらせるようなことをさせるつもりだったのだ。私は心配になった。

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楽器を教えることはできない。教えることができるのは、自分で自分を教える方法だけだ。

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今回の記事は、ロンドンのホルン奏者、ピップ・イーストップ氏の教授法について、当時イーストップ氏の生徒であった、トーマス・アラード氏が解説したものです。

原文は1998年7月11日に最初に発表されています。http://eastop.net/?p=490

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「舌で切る!!」その2 ピップ・イーストップ著 バジル・クリッツァー訳

☆ロンドンのホルン奏者、ピップ・イーストップ氏の論文です。
原文→http://eastop.net/?p=265
(この論文は1997年夏に、「ホルン・マガジン」第5巻No.2で最初に出版されました)

 ここで、速いスタッカートのアーティキュレーションの隙間に隠れていた、「舌で止める」ことの発見を通して何を探求していけるだろうか?すでに示唆したように、ゆっくり練習することでアーティキュレーションをきれいにするという方法は、うまくいかないかもしれない。ゆっくりなテンポのときにどれだけ美しく演奏できても、インテンポでやると何も良くなっていない。私の仮説は、次のようなものである:わたしたちが、アーティキュレーションの向上を意図して取り組むためにテンポ落とすとき、うっかりテンポだけではなくアーティキュレーションのやり方まで変えてしまっているのではないか。テンポを落とすと、「音をなめらかに消え入るように終える」という余分な事を差し挟んで練習しているのではなかろうか。

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「舌で切る!!」その1 ピップ・イーストップ著 バジル・クリッツァー訳

☆ロンドンのホルン奏者、ピップ・イーストップ氏の論文です。
原文→http://eastop.net/?p=265
(この論文は1997年夏に、「ホルン・マガジン」第5巻No.2で最初に出版されました)

 タンギングの質が、大きい音から小さい音まで、ゆっくりなフレーズから速いフレーズまで、安定してきれいではっきりしている人は、この論文は少ししか役に立たないだろう。どうぞ、ページをめくって、この論文はとばしていたただければよい。

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