うまくできなくて悲しい

ひとりで練習しているとき、レッスンで吹くときはだいたい調子が良いし、悪くても良い吹き方ができるようになった。でも、それ以外のとき、変に硬くなりしっくりこなくて悶々とすることがある。

ひとりで練習、レッスンで吹く、以外に楽器を吹くことがほとんど無いのだが、きょう久々にそういう機会があった。防音室の試奏。

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フォームを変えるときに分かっておきたい「からだ」の現実

フォーム。演奏を趣味であれ職業であれやっている人にとっては色々な「思い」「連想が」働く重要なキーワードです。

弦楽器を演奏するひとなら、弦に触れる指の形やボーイングの腕の角度。管楽器を演奏するひとなら、何と言ってもアンブシュア(吹いているときの唇やその周辺の見た目の形)が大きな関心ごとになっています。

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教え方のスタイル

自分が受けたアレクサンダーテクニーク教師養成トレーニングは、とにかく多様なモデルや考え方に接することができた。世界数千にいるアレクサンダーテクニーク教師の中で世界的に有名で経験豊富な先生たちが毎年何人も招聘されて、そういう先生方ほどやり方がそれぞれ全く異なる。

スクールとして、校長が採用している特定のスタイル、哲学、流派みたいなのはあるのだけど、校長自身が二つの流派を修めたから、異なる流派の大先生たちも招聘してくれて訓練生はそれに接することができる。あまりにも意見、哲学、スタイルが先生ごとに異なり、かつそれぞれがハイレベル。正解がない!

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取り繕いの「自分モード」をやめる

今朝も『自分は下手くそでダメなホルン奏者でいい、うまくなれなくったっていい』という新たな『抑制』(アレクサンダーテクニーク専門用語)を使いながら練習してみた。

そしたら、いままでにいかに、自分が『あれができなきゃいけない、これができなきゃいけない』とか『正しい奏法を身につけないと未来がない』とか考えて自分を緊張させていたかが見えてきて、愕然とする。

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気持ち・心とアンブシュアは無関係でない

練習をしながら、少しでも音が外れたりすると『もっと上手でちゃんとしたホルン奏者にならなきゃいけない』と思って、身体を緊張させていたこと、そして音を出す前に毎回、『いまから外れるかもしれない、いまから自分のダメさが証明されるかもしれない』と考えて身体を緊張させていたことに気付いた。

そこできょうは『どれだけダメなホルン奏者でもいいんだ。ちっともうまくならなくても、それでも自分という存在はOKなんだ』と、わざと意図的に考えながら練習してみた。この考えは、アレクサンダーテクニーク用語で言えば気付いた緊張への『抑制』として働く。

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