息を吸うとき、必ず
・ハッと速く吸って
・胸がほとんど動かず
・ウッといきんでそのあと息が止まり
・量的にあまり吸えてない
状況の方。
呼吸とは
◎外から空気が体の中に入ってきて
◎また外へ出ていくこと
という定義で繰り返し確認すると、
・力が抜けて
・吸える量が増えて
・音量が増し
・吹きやすくなった
どうも、
吸う=たくさん吸わないいけないから頑張る
吐く=お腹にグッと力を入れて頑張る
ことというのが定義になっていたらしい。
どちらも空気の移動ではなく、体の頑張りの感覚に注意を向けていて、空気の移動は止まりがちという状態だった。
力むか力まないか
どこにどんなふうにどれくらい力を入れるか
それは『呼吸』には関係ない話で、
呼吸とは空気の移動のこと。
これを繰り返し確認するたび、状況は改善していった。
次に、
①楽器を構えてマウスピースを口につけて
↓
②奏でたい音を声で歌って
↓
③すぐ同じように楽器で歌うつもりで吹く
ということを試すと
☆本人は全然意識してないけど、呼吸がとても楽にほぐれた状態で大きく スムーズにできた
☆楽器を吹くこともこの日一番うまくいった
という結果になった。
☑呼吸のことを意識しているつもりで、体に力を入れることを意識していたから 呼吸の邪魔にしかなっていなかった
☑空気の移動という実際の呼吸のことを意識したら 力みがかなり取れた
☑最後は呼吸のことすら意識せず、歌うだけで、歌った時点でもう呼吸の動きは起きているわけで、歌うつもりで/歌うように/歌った記憶があるうちに すかさず吹く。という、とてもシンプルかつ本来本当はそれだけでいいはずの状態にまでたどり着いた
ということだったわけだ。

