新しいやり方が古い習慣を刺激する

最近取り組んでいる、「ひとりで吹いているときも、技術的なことに取り組むときも、聴いてくれているひとのことを思い、音楽として演奏する」という方法。自分自身に対しても大きな揺さぶりになっています。

「自分のこの程度の能力は聴いてもらうに値しない」という古くからの信念を刺激するからです。

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「練習」という言葉をやめて、すべて演奏にしよう

わたしのアレクサンダーテクニークの大事な先生のひとり、キャシー・マデン先生 (いままでどんなことを学んできたかはこちら) と、スカイプセッションをしました。

「練習」という言葉を置き換えた方がいいかもしれない、という提案が心に残りました。

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あがり症にならないための4つの練習要素

わたしのホルン生活の大半は「思い通りに全然できない歯痒さと焦りと劣等感」が占めていましたが、高校時代のある時期だけ、カラダはラクで、スイスイうまくなっていき、本番もよい演奏ができた数ヶ月がありました。いまになって分かったのですが、その頃「聴いてくれるひと」を常に意識していました。

その後、コンクールとか入試とかで「失敗しないこと」とか「自分が音大生としてあるべき腕前にならなきゃいけない」とかに意識が行くようになり、また緊張や硬さが常にあるような状態になっていってしまいました。

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自己肯定していては成長できない、と不安な方々へ

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当ブログのコメント欄に、ホルンをされている B さんから、質問があり、そこからコーチングセッションへと発展しました。

自分の考え方が、自分の願いや成長にどれぐらい役立っているか。
あるいはブレーキになってはいないか。
そのあたり注意深く掘り下げ、観察しました。

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「やさしさ」について

毎週木曜夜と金曜夜にある音楽専門アレクサンダーテクニーク教師養成コースでは、現在計19名の方々が学んでいます。先日、BodyChance代表の ジェレミー・チャンス先生 によるクラスがあり、「教える」という視点から「自分自身との接し方」がテーマになりました。その授業に参加されていた現役学校教員の A さん からメールを頂きました。

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からだのいろいろな場所の独立性

アレクサンダー・テクニーク教師養成コースの授業に、受講出席。

ジェレミー先生のレッスンを、トランペットのマウスピースを鳴らすことに関してうけた。わたしはホルン奏者なので、アンブシュアの位置関係・アレンジメントが普段ととてもちがう感じがする、トランペットを、ホルンのパターンを使うでなく新たな技術としていかにやるか。

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胸式とか腹式とかどうでもいいから、全式でいきましょう。

誤解と、誤解による苦労や問題や故障や悲劇が多いポイントを述べるとすれば‥‥ 分かっておくと役立つ簡単な話を以下ツイートしてみよう。

息を吸うとき、肩が上がるのは自然です。腕構造は肋骨の上にあるので、息を吸うと肋骨が上がるのを受けて、肩も上がります。オペラ歌手、みんな胸や肩がたくさん動きますね♪ 肩を下げとこうとするのは、すごく吸いづらくなるし、むしろそれは吐く働きを刺激しちゃう。肩凝りや腰痛も起こしやすい。

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