『信頼』のエネルギー

上達することも、不調から脱出することも、それは「変化」を意味します。その「変化」の背後には共通した抽象的な構造があります。3種類のエネルギーと6つの段階から成るこの構造を考察するこのしシリーズ。今回は3種類目のエネルギー『信頼』についてです。

前回『進むべき方向性』と題して、変わるために何をしたらいいのか、どちらに進めばいいのかが明確になることについて解説しました。

続きを読む

進むべき方向

変化すること。上達すること。それには抽象的ではありますが、共通した構造があります。前回は『行動・実験・実行』という段階について解説しました。

その次の段階が、様々な試行錯誤を経て、自らが進むべき方向や取るべき手立てがもはや明確になった段階です。ここからが「変化」あるいは「上達」のサイクルの後半に入る、とも言えます。ここまではいわば「下準備」であり、ここからは「あとはやるだけ」というところなのです。

続きを読む

行動・実験・実行

上達とは何かが変わります。ものごとが変わるその仕組みには抽象的な構造があります。変化の車輪が回る、その3つ目の段階は『行動』です。

『行動』とは、『実行』と言うことも、『実験』と言うこともできます。変わるためには、行動しかない―。それは世の中で広く言われていることであり、まさにその通りです。しかしこれを言うだけではなんだか厳しい響きがありますし、具体的にどんな行動を取ればいいかよく分かりません。そこで、演奏のための練習を例に抽象的なレベルを失うこと無く具体的に考察してみましょう。

続きを読む

普段の演奏活動に、直接活かせる!

きょう、大阪梅田 BODY CHANCE スタジオにて「音楽をするひとのための アレクサンダー・テクニーク入門」と題して体験ワークショップを行いました。9名の方にご参加頂きました。参加者の声をご紹介します。

鈴木良平さん(チューバ・アマチュア奏者)
「リラックスして演奏するヒントが得られた。今までアーノルド・ジェイコブズの言う、 Song&Wind の、ブレスにおける考え方で、「Tall Sit トールスィット & Chest Up チェスト・アップ」を実践しているつもりだったが、少しずれていたことに気付くことができた。コンセプトは変えずに、新たな支店を加えることでより楽に演奏ができるようになる。」

続きを読む

自分の枠を越える『サポート』

上達や成長とは、何かが変わることであり、変化そのものです。その変化には、抽象的な構造があります。この構造を考察する今回のシリーズ。構造には3つのエネルギーと6つの段階があることは一番初めに言及しました

きょうは3つのエネルギーのうちの2つめ。『サポート』のエネルギーについてです。変化は動きですから、そこには動力源が必要になります。この動力源=エネルギーの最も明白なものが、すでに解説した自分のエネルギーです。

続きを読む

思考あるいは洞察

このシリーズの更新は2ヶ月ぶりとなりましたが。変化と上達のプロセスには最も抽象的なレベルではどのような仕組みがあるのかを探る今回のシリーズ。

今回は「思考あるいは洞察」というものを考察します。

続きを読む

息なのか腕なのか

先日、トロンボーンを吹いているある方とのレッスンであったこと。アレクサンダー・テクニークのレッスンは2度目だった彼女は「もっと息がスムーズに流れてもいい気がする」ということでレッスンに来られました。

とりあえず演奏をしてもらって、様子を見ていたところ、あることが見えてきました。

続きを読む

アンブシュア「を」ではなくアンブシュア「が」

先日、管楽器奏者の顎や首を引く癖について、実際にあったトロンボーン奏者とのレッスンから分かったことを書きました(内容はこちら)。きょうはその続編です。

この顎や首を引く癖がポイントとなったレッスンではもうひとつとても興味深い事柄が浮上しました。このレッスンをやっていたときはグループレッスンで、ホルンやフルートなど他の管楽器奏者も参加していたのですが、彼らの興味を惹き付けたのは実はむしろこちらでした。

続きを読む