【悩み相談】
高2でホルンを吹いています。
路頭に迷ってしまい、バジルさんに助けを求めたところです。
私はよく「音が小さい、もっと出して」と言われます。しかし、自分的にはしっかり息を入れているつもりです(少なくとも人並みには)。また、肺活量が無いとも自分では思いません。腹筋に関しては、他の部員より正直自信があります。それなのに、「音が小さい」のです。
また、音質が良くないのです。
ホルンでユニゾン(基準ピッチに近づくための)の練習していたときに、後輩から「音質が違いすぎて、ピッチが合っていてもずれてるように聞こえる」とも、言われてしまいました。
そこで、同じ金管の2年生に(ペットと、ユーフォ)自分の音を聞いてもらいました。二人とも違う日に聞いてもらったのですが、口を揃えて同じことを言われました。「音が全然とんでいない、あまりキレイじゃない」と。私の音はベルの後ろで聞いても、あんまり聞こえない(うるさく感じない)そうです。(アンブシェアとか、口の形なんじゃない?」と言われてしまいました。私は最初吹いた楽器がアルトホルンで、その頃のアンブシェア(口に対して垂直ぎみ)を引きずってしまっています。
なんとなくですが、音が飛ばない(小さく聞こえる)のも音質が悪いことから始まってるのでは、ないかと思ったんです。しかし、音質の原因が口の形ならば、改善しようがないですし、アンブシェアも高2の冬で変えるのには、正直怖いです。強いて言うなら、変えるならこの1,2月が最後のチャンスなのです。
もし、音質の原因が他にあるなら、教えていただき、改善したいと思います。もし、アンブシェアが悪いのなら、バジルさんのブログや教本など参考に変えてみたいと思っています。
長々とすいません。
現在、私より明らかに後輩のほうが音もきれいで、うまいです。かなり焦りを感じていますし、一応パートリーダーでパート練習を仕切るので、申し訳なく感じています
よろしくお願いします。
【回答】
この場合、音質も音の飛びも、音が響いているかどうかということに集約されると思います。
そして、音が響くかどうかは、アンブシュアの良し悪しによって決まりはしません。
そもそもアンブシュアに良し悪しはありません。アンブシュアは基本的に、だんだんとひとりでに成長し形になっていくものです。
アンブシュアは姿勢、力み、呼吸、などなど全体を反映しているだけなので、全体が変わってくるとひとりでにアンブシュアも変化します。
では全体はどうすればうまくいきはじめるか?
まずは自分の音にダメ出しすることを一切やめる努力をし、代わりに音楽に興味関心を集中しましょう。
自分の音を操作するのでなく、たまたまホルンという楽器を使って音楽をあなたが作り出す。それに集中しましょう。
テクニックや奏法は、その中でだんだんひとりでに成長していきます。あなたが自分でコントロールしなくて大丈夫です。
・奏でたい音楽を
・頭が動いて
・自分全体がついてきて
・ただ奏でてみる
それが練習です。
ピンバック: 暗譜に言い知れぬ恐怖を覚える….どうしたらいいの? | バジル・クリッツァーのブログ
高2でホルンを吹いています。
どうしても倍音が鳴る、響く音が出ません。
また、強弱に変化をつけて吹くこともできません。
ハーモニーディレクターを使って練習したり、
呼吸法をして肺活量をつけようとしたりと色々な練習を
試しましたが、どれも効果がでません。
いまどんな練習をするべきか全く分からない状態で、
楽器を演奏することがとても怖いです。
そして、練習に前向きに取り組めません。
もうすぐ演奏会があるので、非常に焦っています。
どうすれば響きのある音が出ますか。
教えてください。
芦名さん
読んでいると、練習の発想が
・できないところをできるようにする
・ダメなところを直す
・弱いところを強くする
そんな
『自分いじめ』
があるのかな?
わたしも高校生や大学生の最初はそれやってましたが、上手くならず、苦しいだけでした。
練習は、
『やりたいことをやる/チャレンジする』
システムにするとよいですよ。
この記事が参考になるかもしれません。
『きみはいま、何がしたい?の練習法』
http://basilkritzer.jp/archives/3474.html
このカテゴリーも。
http://basilkritzer.jp/archives/category/練習のやり方
高2でホルンを吹いています。
今、ホルンのアンサンブルで、ある人物の一生を描いた曲を演奏しています。
私は彼の死の場面のメロディを吹くのですが、「死」にふさわしいような、悲しくて柔らかい音色がうまく出せません。
手の入れ方や息の入れ方など、音色をコントロールするコツがあったら教えてください。
ちなみに、私のアンブシュアは低位置タイプで、普段の音色は明るくて強い感じだと思います。
上のお二人の記事とは話題がズレてしまうのですが、教えていただけるとありがたいです。
るんるんほるんさん
音色を変えよう、操作しようとしないことを強くお勧めします!
やるとしても、ほんの少し、ベルに手をかぶせるだけ。
あなたの持って生まれた音色で奏でるのが、いちばん音楽の力を引き出します。
音色だけ、「それっぽく」しようとしてもハリボテになっちゃうだけ。
なにより良くないのは、それであなたの演奏能力に制限がかかることです。
また、「死」だから悲しい音、柔らかい音、というのは表現として必ずしも深みはありません。
音楽のストーリーを、あなたがあなたの音色のまま、あなたの生み出す音で「語る」。
それがいちばん、「伝わる演奏」になります。
Basil
「死」だから、もっと悲しく吹かなくては!と固定観念にとらわれ過ぎていたことに気がつきました。悲しく、としか思わなかったということは、この曲をどう吹きたいのか深く考えていなかった、ということかもしれません。
「それっぽい」演奏で妥協して、自己満足してしまうところでした。
もう一度、どんなふうに伝えたいのかよく考え、自分の音色で納得のいく表現ができるようがんばります!
高1でホルンを吹いています。今金管8重奏で吹いている曲)の曲調に自分の音質があっていないと思っています。
まず、音質が曇っているというか…大きな音をだそうとすると息のスピードだけが伝わってしまって音の中身は伝わっていないような音になっています。
今吹いている曲というのが、ホルン奏者の方が作曲したアップテンポな曲なので、ホルンがずっと支えていて、かつ曲を進めていかなければいけないのに自分では曲に停滞感を生ませてしまっています。
どうしたらまっすぐ伝わるような音質になるのでしょうか。
ゆりさん
実際見るか聴くかしないとどうなっているのか分からないので、いくつか可能性を申し上げることくらいしかできませんが….
1:ベルを右手で塞ぎすぎていないか。http://basilkritzer.jp/archives/75.html,http://basilkritzer.jp/archives/1582.html
2:タンギングをもっと硬く、乾いた感じでやってみる
3:唇にちょっとだけ力を入れてみる
試してみて下さい。
Basil
手の入れ方、唇の力加減を意識してみましたが自分ではあまり変わっているか変わっていないかがわかりませんでした…
ということは、
・変化はない
・変化はあるけれど、普段から自分の音を聴いて判断していないから今回も判断できない
のどちらかですね。
変化がないのか、変化はあるけれどアンサンブルで欲しい音色につながっているのかどうかが分からないのか、
どちらですか?
Basil
ホルンを吹いている者です。
後輩の音が詰まったような感じの音なので、どうしたら直るか分からないので相談させていただきます。
音の出始めが「ター」ではなく「ドュー(ドゥー?)(トゥー)」みたいになってて、高音になるにつれて詰まったような音になり、とても苦しそうな音になります。また、アクセントができません。
どうすれば音の詰まりが直りますか?また、アクセントの良い練習方法はありますか?
ゆうさん
「詰まっている」のはたぶん、音の鳴らし方や高音への上げ方などの結果でしょうから、詰まり自体をなんとかしようとするより、「全体的に少しづつ上達する」ことを考えると良いでしょう。
まず第一歩として、アンブシュアモーションを調べてください。
了解しました、ありがとうございます。少しずつ上手くなるように指導していきたいと思います。
朝早くに申し訳ございません。
高校1年のホルンを吹いている者です。
私は中学の頃からホルンを担当していましたが、思うように上達せずに中学時代が終わってしまいました。
現在の課題は、
・普通のCやDくらいから音がカスカスする(息が混ざった音のような)
・高音を出そうとすると、息の「サー」という音だけでしっかりした音が出ない。
・チューニングB♭の音が軽くなってしまう。
です。
これらのことを改善するにはどのようにしたら良いでしょうか?
基礎練習では、リップスラー、タンギング等をしております。
教え頂けましたら幸いです。
けいさん
おはようございます。
ひとまず入り口としてはこちらの記事をご覧下さい。
https://basilkritzer.jp/archives/6886.html
また、質問の仕方として、改めてこちららを確認お願い致します。
https://basilkritzer.jp/ご質問・お問い合わせ
Basil