昨日、藝大に授業に行った際、学生のひとりからこんな質問が。
「最近なんだか、本番ごとに段々プレッシャーが増しているように感じるんです」。
昨日、藝大に授業に行った際、学生のひとりからこんな質問が。
「最近なんだか、本番ごとに段々プレッシャーが増しているように感じるんです」。
アレクサンダー・テクニークを教えるうえでの最善のモデルは「これからこうすればよい」というものが見つかり、それをやろうとさえしていれば、「やりたくないこと」「やめる必要があること」のことを考えずに済む「新しいプラン」を提供すること。
やめたい癖、阻害要因、そういったものに注意を向けずとも、それらを変えることを最初から包含する「新しいプラン」の提供。キャシー・マデン先生が、それを徹底的にやっている。楽器演奏のような、「やっている最中からアレクサンダーを使いたい」場合は必須。
久々の本番修了。ソロ。といってもごくごく内輪のものでしたが。なんだか、これが決まったその日から、「うまくいかないかも」という予感があった。結果的には、半分悪い予感が当たり、半分は良質な演奏となったかな。
今回は、震えや口の渇きはとくになかったのだが、必要な力が入らない感覚。身体がなんだか弱くなったような、支えが消えたような感覚。ただ、感覚の話なので、実際に何が起きていたかはよく分からない….
4月に音楽専門アレクサンダーテクニーク教師養成コースで教えるようになるのもあるので、「アレクサンダー教師」としての自分を考え、理解し、成長するためにもこういうメモをできるだけ毎日付けてみようかと思います。
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ロンドンの超一流オケの数々に客演し、CD「ロンドン・ホルン・サウンズ」でも大活躍しているホルン奏者ピップ・イーストップ氏の 練習と上達に関する貴重な論文 です。
著者はホルン奏者ですが、 あらゆる音楽家・パフォーマー・アスリートに共通して大切な、上達に関する最も重要な基礎 を明快に述べています。
ロンドンの超一流オケの数々に客演し、CD「ロンドン・ホルン・サウンズ」でも大活躍しているホルン奏者ピップ・イーストップ氏の練習と上達に関する貴重な論文です。
アレクサンダー・テクニーク教師の資格も持つ彼は、フリーランス奏者としてトップに君臨し、またギルドホール音楽院をはじめとした英国の一流音楽教育機関でも教鞭をとっています。 続きを読む
週末、プロコース大阪梅田校にて BODY CHANCE 校長のジェレミー・チャンスさんの授業があったので、通訳のため私も参加しました。そのとき、私もホルン演奏へのアレクサンダー・テクニーク応用をレッスンしてもらうチャンスに恵まれました。
ジェレミー
きょうは、どういうことを見ていこうか?
わたしは、アメリカ人だが1歳から日本で育った。家は「アメリカ」外は「日本」という二重な環境で育った。いま思い返すと、私は日本の「ダメ出し」文化というか、「褒めることを恐れる」文化に小さい頃から違和感や怖れを抱きながら育った。
家が「アメリカ」だったから、保育園から日本社会に育っても、「ダメ出し」を積極的に行い、「褒めることを避ける」という選択を繰り返す日本式教育の「コンテクスト」をずっと理解できなかったわけだ。日本人家庭に育つと、その部分は自然と分かるというか、刷り込みがある。
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わたしは中学から高校にかけて6年間、日本の吹奏楽部で青春を過ごしました。
そしていまは、仕事として学校吹奏楽部や、趣味で合唱・吹奏楽・オーケストラで演奏する音楽家たちを指導する毎日です。
きょうはワシントン大学パフォーマンス効率性訓練首席講師でアレクサンダーテクーク教師のキャシー・マデン先生から