先週から扁桃腺が腫れぎみで体調不良。きょうは8時間みっちりレッスンだったし、明日以降もいろいろあるので、朝、不安になる。そこで、『思考の毒抜き』を実施。
ステップ①
自分が受けたアレクサンダーテクニーク教師養成トレーニングは、とにかく多様なモデルや考え方に接することができた。世界数千にいるアレクサンダーテクニーク教師の中で世界的に有名で経験豊富な先生たちが毎年何人も招聘されて、そういう先生方ほどやり方がそれぞれ全く異なる。
スクールとして、校長が採用している特定のスタイル、哲学、流派みたいなのはあるのだけど、校長自身が二つの流派を修めたから、異なる流派の大先生たちも招聘してくれて訓練生はそれに接することができる。あまりにも意見、哲学、スタイルが先生ごとに異なり、かつそれぞれがハイレベル。正解がない!
今朝も『自分は下手くそでダメなホルン奏者でいい、うまくなれなくったっていい』という新たな『抑制』(アレクサンダーテクニーク専門用語)を使いながら練習してみた。
そしたら、いままでにいかに、自分が『あれができなきゃいけない、これができなきゃいけない』とか『正しい奏法を身につけないと未来がない』とか考えて自分を緊張させていたかが見えてきて、愕然とする。
練習をしながら、少しでも音が外れたりすると『もっと上手でちゃんとしたホルン奏者にならなきゃいけない』と思って、身体を緊張させていたこと、そして音を出す前に毎回、『いまから外れるかもしれない、いまから自分のダメさが証明されるかもしれない』と考えて身体を緊張させていたことに気付いた。
そこできょうは『どれだけダメなホルン奏者でもいいんだ。ちっともうまくならなくても、それでも自分という存在はOKなんだ』と、わざと意図的に考えながら練習してみた。この考えは、アレクサンダーテクニーク用語で言えば気付いた緊張への『抑制』として働く。
わたしは、アメリカ人だが1歳から日本で育った。保育園、小学校、中学校、高校と日本の学校に通ったので、言語から振る舞いまで、基本的には日本人と同じ。
しかし、家庭は「アメリカ人家庭」。だから価値観や考え方、文化の面で、完全日本化はせずに来た。そのため、日本独特の「言葉で言っていることと、伝えたがっていることが異なる」というところに適合するのに苦労した。