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先日、周りが良いという音色を自分は好きになれず、そのまま基礎練習をやっていると不調になってしまって悩んでいた中学生トロンボーン吹きから、悩み相談が来ました。
そのやり取りです。
いつものセミナー。
「ひたすら痛みに耐え辛い苦しい基礎練習に耐えることでうまくなる」モデルが、それで頑張っていたら吹けなくなるほど身体が痛くなり、心が弱ってわずか19歳で限界に達し、それとは異なるモデルを模索するしか続ける道がなかった。
大好きな曲を移調してさらえば、それは創造的で、飽きのこない、『意味』のある音階またはアルペジオ練習になる。
ある曲を『できるようになるため』に『演奏能力を身に付ける』必要がある『から』基礎練習をする、っていう考え方は、『まだできない、まだ力が及ばない、演奏したい曲を演奏する資格がまだはい』という泥沼にはまりこむ危険がある。