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きょうは、練習は実は「できないことをできるようにする」ためのもののように思えて、実はちょっとちがうんだ、ということをお話します。
音楽の練習は実のところ、
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きょうは、練習は実は「できないことをできるようにする」ためのもののように思えて、実はちょっとちがうんだ、ということをお話します。
音楽の練習は実のところ、
わたしのホルン生活の大半は「思い通りに全然できない歯痒さと焦りと劣等感」が占めていましたが、高校時代のある時期だけ、カラダはラクで、スイスイうまくなっていき、本番もよい演奏ができた数ヶ月がありました。いまになって分かったのですが、その頃「聴いてくれるひと」を常に意識していました。
その後、コンクールとか入試とかで「失敗しないこと」とか「自分が音大生としてあるべき腕前にならなきゃいけない」とかに意識が行くようになり、また緊張や硬さが常にあるような状態になっていってしまいました。
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当ブログのコメント欄に、ホルンをされている B さんから、質問があり、そこからコーチングセッションへと発展しました。
自分の考え方が、自分の願いや成長にどれぐらい役立っているか。
あるいはブレーキになってはいないか。
そのあたり注意深く掘り下げ、観察しました。
世界ナンバーワンのアレクサンダーテクニーク教師キャシー・マデン先生。毎年来日して私が所属するスタジオ BODYCHANCEでレッスンやセミナーをしてくれるのですが、今年はパフォーマンスやあがり症に関してたくさん話してくれています。
私はずいぶん長い間、楽器を演奏するときの『あがり』に悩んでいますが、手足が震えはじめると焦りますよね。キャシー先生はそれを『アドレナリンを使っていないから』と説明しています。人前に出て演奏をするのは、大仕事であると。そのエネルギー供給のためアドレナリン(興奮物資)が出るのだと。
2014度9月23日と3月21日に東京で、わたくしバジル・クリッツァーが「あがり症克服」をテーマに1日集中セミナーを行います。あがり症。本当にしんどいですよね。本当にツライですよね。私は実に10年間もひどいあがり症に悩みました。その経験から、あがり症には「直前」+「短期的」+「長期的」それぞれに異なるアプローチを組み合わせて使って、克服を目指す必要があることが分かりました。あがり症には私自信が本当に苦しい思いをしました。だからこそ、この1日セミナーでは参加して頂いたあなたが希望を持てるような「自分で根本的に対処して行く方法」をお伝えしたいと強く強く思っています。
【長〜いあがり症歴】
前回の記事で紹介した、メルマガ読者で神奈川県大和市の「大和ウィンドシンフォニア」指揮者の渋谷仁さんから、わたしの著書「吹奏楽指導者が心がけたい9つのこと」を読んで実際に楽団の指揮や指導に活用した結果、演奏会でどのようなことが起きたかについてお知らせを頂きました。
。。。。。
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この記事では、「身の程をわきまえる」という言葉が、わたしたち音楽をするひとにはもっともふさわしくない言葉であることをお話しします。
この言葉が、いかに自分を大切にする心を汚染し、夢を破壊し、行動力を奪っていくか。音楽の世界にとって損失になっています。
2013年4月、わたしの2作目の著書『管楽器がうまくなるメンタルガイドブック/6つのステップと3つのエネルギー〜なぜ長所に注目するとぐんぐん伸びるのか〜』が発売されました。