あがり症を克服する ThinkingBody 1日セミナー

2014度9月23日3月21日に東京で、わたくしバジル・クリッツァーが「あがり症克服」をテーマに1日集中セミナーを行います。あがり症。本当にしんどいですよね。本当にツライですよね。私は実に10年間もひどいあがり症に悩みました。その経験から、あがり症には「直前」+「短期的」+「長期的」それぞれに異なるアプローチを組み合わせて使って、克服を目指す必要があることが分かりました。あがり症には私自信が本当に苦しい思いをしました。だからこそ、この1日セミナーでは参加して頂いたあなたが希望を持てるような「自分で根本的に対処して行く方法」をお伝えしたいと強く強く思っています。

【長〜いあがり症歴】

私は中学二年生のときに初めて「アガリ」を経験しました。中学の吹奏楽部から金管5重奏で出場した京都府アンサンブルコンテストの舞台上でのことでした。手足は震え、口は乾き、まったく演奏がコントロールできなくなってしまい、大変ショッキングな出来事でした。それ以降その経験がトラウマになり、それから実に10年以上、アップダウンを繰り返しながら「アガリ」に苦しみました。

実はいまでも本番の舞台になるととても緊張します。本番の半分以上は必ずしも思い通りに吹けないのです。しかしそれでも、大学の卒業リサイタルをやり切れるましたし、二度の協奏曲ソリストとしての舞台においても実力を出し切るパフォーマンスができました。本当の大舞台ではむしろ好パフォーマンスができることが増えていきました。

一昨年春、久しぶりにちょっとしたソロの本番がありました。そのことでやはり変わらず不安やネガティブな思考が浮かんできていました。しかし、アガリに苦しんだ10年間から実体験を通して見出していった本番のための準備方法。そして本番で実力を発揮するための思考方法がありますした。それをいま毎日使いながら準備をしました。

いざ本番、近くで見ていた人は、私の手足が震えていることに気がついたようです。ですが、私は自分でもびっくりするぐらい、全体的には納得のいく演奏ができました。その曲の一番難しい部分も、練習の時以上にスルッと演奏できてしまったのです。

怖い、という感情はあります。しかし、私にはいま、頼れる「ツール」があります。しっかりその「ツール」を使って準備すれば、打ちひしがれるような結末は迎えずに済むんだ、という確信を持つまでに至りました。自分の能力を根本から疑い、そして落ち込んでしまい抜け出せない泥沼にはまる必要も無いのが分かりました。

これは、私たちが充実した音楽生活を送るための前提となる、自然で誰もが本来は持っている「自信」です。この自然な自信の回復を、一緒に目指しましょう!

【セミナー内容】

第1部:バジルのあがり症遍歴
すでに上述しましたたが、わたくしバジルが体験した地獄のあがり症10年暗黒時代。そのきっかけとなった出来事、紆余曲折のあった経過、そして徐々に打開策を見つけるに至った契機までお話致します。あがり症を克服する第一歩は、苦しみを共有することです。さりげなく聴こえますが、これがなければいかなるテクニックも練習も機能しません。あがり症はそれがふらい苦しく、心に傷を与えます。ですから、まずはあなたが1人ではないことを、知って下さい。

第2部:あがり症の2大原因
対処法を知るには、まずは原因から。あがり症の原因は巷ではいろいろと言われていますが実はとっても単純なことです。あがり症には2つの発生パターンがあります。ひとつめは「自分のできる以上のことをやろうとするとき」。そしてふたつめは「自分のできることを過小評価しているとき」 。どちらにも共通しているのは「思っている事と現実の間にズレがある」ということです。詳しくはセミナーでお話します。

第3部:舞台に立つそのドキドキを科学する
舞台に立つと、ドキドキしますよね。そして口がカラカラになったり、あるいは妙にソワソワしたり。実はそれは「アドレナリン」の為せる業であり、困るどころか歓迎したい兆候なのです。これまで無理に「落ち着こう」としていませんでしたか?実はそれはやるべきことの真逆です。舞台では落ち着くよりはエネルギッシュでいたいのです。エネルギーとアドレナリン、ドキドキとカラカラとソワソワを歓迎したそのとき、あなたは高いエネルギーの中でバランスを取れるようになります。

第4部:自己否定と自己不信から脱却する
あがり症の根本的解消と克服を目指すのがこのアプローチです。この第3部ではワークシートをお配りし、時間をとってあなたの「あがり症」の隠れた原因である何らかの「思い込み」に光を当てます。その「思い込み」を客観的に見るには注意深いステップを踏んでいく必要がありますので、それを丁寧に解説します。この第3部で学ぶアプローチは、あらゆるストレスやプレッシャーに対しても役立つもので、いわば立派な「スキル」です。家に持って帰って、これからずっと取り入れて行けるものです。

第5部:アレクサンダー・テクニークを使う
このセミナーの主眼は「あがり症の克服」にあります。その大事なピースが「アレクサンダー・テクニーク」です。このセミナーの中ではほんの少し基礎的な部分だけを取り上げますが、それも必ず役立つツールとなります。身体が緊張してきたときに、みずからの意志でバランスを回復し、テクニックが機能する状態に繰り返し戻して行く。その具体的手法になります。

第6部:思考のプログラミング
いよいよここから、より短期的で直接本番にフォーカスした部分に入って行きます。本番の舞台で演奏するということは、「練習してきたもの・準備してきたものを披露する」ことに他なりません。そこで、このセクションでもオリジナルのワークシートをお配りして、あなたが演奏する意味、あなたが演奏するときにやりたいことを明確化し、舞台でそれを発揮できるよう、「プログラミング」していきます。

第7部:アドレナリン・サーフィング
最後にお伝えするのが、「本番当日にできること」です。本番が近付くと、あなたの身体は盛んにアドレナリンを放出します。このアドレナリンという特別なエネルギーを、うまく乗りこなすにはどうしたらいいのか?「アドレナリン・サーフィング」の方法を具体的にお伝えします。

【わたしはこう変わった】

常田幸子さん(ホルン)
たった一度、入門セミナー受けただけで心の持ち方が変わりました。練習の進め方について今後役立ちます。あせらずじっくりと時間をかけ、自分の力以上のことをやろうとせずに、自分のペースでやれそうです。緊張する事は悪い事ではなく、普通のことなんだ、緊張していても演奏することはできるんだと分かってから、気持ちに余裕が生まれ、ますます練習が楽しくなりました。本番での極度の「あがり」が無くなりました。今回、苦手な音域への練習の取り組み方を、アレクサンダー・テクニークからアプローチするという発見がありました。口先だけでなく、全身で吹くためのヒントを頂きました。」

高島由紀子さん(声優、ナレーター、リポーター)
実際の本番や人前に出る仕事のときなどにさっそく使ってみたい。アガリとその対処法について理論的に具体例を示しながらお話をしてくださり、とても分かりやすかったです。なんとなくぼんやり気がついていたり、やっていたりしたことが、「あーこういうことだったのか!」と分かってスッキリしました。まずは実践してみたいです。

鈴木千代さん(フルート奏者)
アガリを生む2つの要因、舞台で起きる3つのこと、ネガティブ思考をどく抜きする7つのステップ。数で示してから各項の話に入っていてくれたので分かりやすくて良かったです。結局ストレスを生むのは自分の思考だと言うことを再認識しました。物事の捉え方をもっと明確にして正体不明の大きな不安にとらわれずに済みそうです。

I.A.さん(ピアニスト)
頭の中が少し変わった気がします。すごく良いことを教えて頂きました。思考の反転は「アガリ」にも他の色々なことにも使えそう。ネガティブ思考の毒抜きが本当にできそうです。

A.T.さん(ホルン)
普段の練習に、そして普段の生活にも活かせそう。行き詰まったときに役立ちそう。今まであがり症にはネガティブなイメージを持っていて、なんとかしなければと不安でいっぱいだったが、同じように悩む人がたくさんいることを知れて安心できました。アガル理由については分からないことが多くても、対処はできそうです。普段から練習に活かしてみたいと思います。練習の内容をよりよく、より楽しくできそうです。

【セミナー詳細:東京】

日時:2014年9月23日(火・祝) 10:00―17:00
会場:BodyChance新宿スタジオ
参加受付定員:12名(満員になりました。キャンセル待ち登録受付中
講師:バジル・クリッツァー
対象:どなたでもどうぞ。はじめての方歓迎。楽器をぜひご持参下さい。
参加費 : ¥29,800

日時:2014年3月21日(土) 10:00―17:00
会場:BodyChance新宿スタジオ
参加受付定員:12名
講師:バジル・クリッツァー
対象:どなたでもどうぞ。はじめての方歓迎。楽器をぜひご持参下さい。
参加費 : ¥29,800

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  4. ピンバック: ガクガクブルブルはなぜ起きるか | バジル・クリッツァーのブログ

  5. 7月15日(月・祝)の大阪のセミナーのキャンセル待ち希望します。
    よろしくお願いします。

  6. ピンバック: あがり症克服のためのトータルプラン〜8つのステップ〜 | バジル・クリッツァーのブログ

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