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わたしが初めて出会った、『プロのホルン奏者』は、オオサカ・シオン・ウィンドオーケストラ(当時・大阪市音楽団)の長谷行康さんでした。
たしか中学2年の春だったと思います。
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金管楽器の構造と仕組みを「基礎」に置いた場合、論理的には「基礎練習」は大まかには
①ひとつの管(指)だけ使って自然倍音列上を移動する練習と、
②同じ倍音番号上を管を変えて移動する練習、
自分にとってものすごく大事だったり、愛していたりすることに関しては、ときには自分の体調やほかの大切なものを一時犠牲にしてでも頑張るってことは当然ある。それは責任感というものだ。
でも、「他人に迷惑をかけるから」とか「周りが頑張っているから」自分を犠牲にするのはかなり危ない。
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このレッスンでは、
①音楽的であるとはどういうことなのか
技術的なことを意識しない、というのが音楽的である条件ではない。技術的なことをたくさん意識しなければいけない状況でも、そのフレーズ・曲・パターンに取り組む理由や意図に音楽的目的があるかどうかなのではないか、という話
②唇を動かすこと
上下の唇の圧縮をどう生み出し、それをどうより自由で輝かしい演奏につなげるか
③息を動かすこと
息を動かす、という意識で演奏と表現のためのパワーを得るためにどうするか
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このレッスンでは、
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・姿勢を変え続けることで腹筋力を引き出すこと
・肩甲骨と鎖骨を動かすことで力みが解消したこと
・音域によって響かせる体の場所・位置を「骨」から見つける
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ことに取り組みました。
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プロの打楽器奏者との、マリンバの演奏をテーマにした実際のレッスンの様子です。
テンポが速くなるにつれて、身体が硬くなってマレットの動きが悪くなるのを感じていらっしゃって、それを改善しようというテーマです。
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このレッスンでは、トロンボーンで高い音鳴らしていくために
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・マウスピースの移動軸
・アンブシュアの思い切った運動
・息の積極活用
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から変化・上達の道筋を一緒に探っていきました。