2011年4月7日。
今朝はアレクサンダーテクニーク教師養成授業の日。
最近、留学を目指す若いホルンの学生さんから、
「ヨーロッパならどこで勉強するといいですか?」
9月中旬から、2年前から知人に借りているナチュラルホルンでまた久しぶりに遊んでいます。
吹き慣れたモダンのフルダブルとは、重量も形も音程も音色も音質も当然ずいぶん異なります。
一昨日(8月7日)、長岡京夏のクラシックコンサートが終了。
オーケストラはアンサンブル神戸、指揮者は阪哲朗さんでした。
その前のコンサートでは、かなり抑えた音量でベートーベン7番を演奏する必要があり(そういうこともあります)、そのときの自分ではかなり身体に負荷をかけながら演奏することを余儀なくされていました(結果、翌日から気管支炎に….)。
最近の身の回りの状況的に、自分自身がホルンの練習をすることがより明白に「自分のため」であることが感じられます。
演奏の仕事もしなくたって生きてはいける。でも、演奏経験を得たいし、演奏の仕事を信頼して依頼してくれる人を思うと、是非やりたいと思う。
自己否定ほど、音楽する人を苦しめるものはないかもしれません…..。
わたし自身、はじめてアガリを経験した14歳のときから、自己否定の悪循環に苦しんできました。
20歳のころに、自己否定が何ももたらさない事を理解し、そのときから少しづつこの問題について考えてきました。
生徒さんのひとり(中学三年間、吹奏楽部でホルンを経験、それ以来15年ぶりにホルンを再開)に、マウスピースの当て具合やアンブシュアがデニス・ブレインによく似ている方がいます。
特定の見た目のアンブシュアが正しい、というの考え方が権威を持ったいまでは、この生徒さんを目にすると、アンブシュアの矯正に真っ先にとりかかる教師もいると思います。
4日前から、ヘルペスができてしまい、マウスピースを置くと痛い….
だいぶよくなってきていて、今日はあんまり痛くなく、明後日には完治だと思います。
痛いからプレスができなくて、吹いてる感じがけっこう違い若干戸惑っていますが、
違う条件や感覚の元で練習ができたこの三日間は、同時になかなか興味深いものでした。