ブログ記事
『演奏家のアンブシュアタイプ分析 〜ホルン編その2〜』
のコメント欄で質問を頂きました。
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【質問者】
はじめまして。高校でホルンをやっている者です。アンブシュアに関するこの記事を読ませていただいたところ、私自身低位置タイプに属するのではないかと思いました。
目指している奏者はペーターダムさんでなかでも上行の音の跳躍を真似したいと思っています。
しかし低位置タイプの特徴に’’なめらかにつながるというよりは美しく鍵盤楽器のように明瞭に切り替わる音と音”と述べられており、やはりペーターダムさんの階段を駆け上がるような跳躍はアンブシュアが崩れてしまいあまり向いていないのでしょうか?
【バジル】
ご自身はどう実感されているのですか?
【質問者】
私は下から駆け上がるようになめらかに吹くとほとんど上がった音が当たりません。
原因として低音と高音で口の形が大きく変わってしまうのでいわばアンブシュアを変えるための”準備タイム’’を多めに取る必要があるためだと思っています。しかしだからといって上の音を鳴らそうとすると滑らかさがなくなってしまいます。
もし低位置タイプでなめらかに跳躍が出来る方法があるとするならばどのように唇または口周りをコントロールすればいいのでしょうか?
なにか考えがあれば教えて頂きたいです。
【バジル】
低位置タイプだからできない、という心配はないでしょうね。
デニス・ブレイン
ラデク・バボラク
フィル・マイヤース
アンドレ・カザレ
ハビエル・ボネ
フェリックス・デュヴォ
Jorge Monte de Fez
Jorge Monte de Fez
など低位置タイプの名人がたくさんいます。
【質問者】
ご回答ありがとうございます。
ほかの奏者ももっと聴いてみます。