中学生ホルン吹きからの悩み相談です。
【質問者】
楽器の演奏や練習をするにあたって、ウォームアップしたいもの。
・自分の身体のウォームアップ
・自分のハートのウォームアップ
・自分の楽器のウォームアップ
・チームワークのウォームアップ
・演奏する空間のウォームアップ
・聴衆との信頼関係のウォームアップ
演奏、なかでもその身体的な面(姿勢、呼吸、手や指のフォーム、アンブシュアetc)に関して言われたり見聞きしたりする「禁則」の驚くほど多くがほんとはやって大丈夫なこと、やっても構わないこと、やった方がいいこと、やる必要があることのいずれかに当てはまる。
「禁則」の多くはもともとはそれなりの意味や理由があったのだろうけれど、それはある時代や状況や関係する特定の人間のコンテクストにおけるもので、常識や論理を少し活用すれば到底一般化できないものが多い。
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【質問】
口を普通に閉じて吹く、ということについてお聞きしたいのですが、私はユーフォニウムですが、低い音は、普通の口に閉じて吹くと、うまく音がでなかったりします。低音は頬も片方だけ(右側)膨らみます。
演奏のフォームが左右非対称だったり、演奏中に曲がってきたり。これは元々の骨格ゆえに左右非対称に見えるだけで実際の奏法として全く問題ないことが多いです。また、わずかな側弯や、怪我で身についたパターンから発生していることもあります。その場合は、気合いや根性や注意で決して直せません。
技術的な理解や奏法的な工夫で、フォームがきれいになり、演奏がラクになることももちろんあります。しかし、元々の骨格や側弯などでフォームの見た目がまっすぐじゃないことも多いです。