練習の型は無限大。いつも同じ内容にこだわるだけでなく、楽器の構造や物理が許容するならいろんな譜例を作れます。Fが精一杯だったのが、さりげなくAbまで届いた。それもちょっとした工夫でできました。
人間が身体を使って行う意味での奏法・唱法に関して、『これが正しいやり方で、結果を保証するから私に従いなさい』と言える人間なんて存在し得ないと思う。仮に、正確な観察と考察により1000人を連続して良い方に導いてこれた者だとしても、だ。
むしろ、1001人目でこそ、自身の指導が効果をもたらさないケースに出会うことを心待ちにする、そんな考え方でいることこそが望ましい。これまでたとえ完璧に機能してきた方法論だったとしても、その潜在的誤謬や限界を知りたい。もっと完璧な、もっと有益な方法論を作るきっかけになるからだ。
①高い音を出そうとしているときのアンブシュア&マウスピースの動き方向を観察
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②わざと・大きめに実行
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③高い音が出せちゃった😀