【真逆の呼吸】

やり方A
・肩上げて楽器持ちあげて
・胸上げて息吸って
・腹凹ませて息吐く

こうすると、それまで体のいろんなところが力み音がなかなかうまく出ない状況にあるひとのその状況がすぐさま、しかも思い切り好転し前進する。

そんな場面に次から次へと接します。

しかしみなさんご存知の通り、教わることが多いのはこの真逆の

やり方B
・肩下げて
・腹に息を吸い込んで
・腹を膨らませて張ったまま息を吐く

というもの。

そうなると、やり方Aが効果的であるという事象ともになかなか不思議で興味深いです。

これはどういうことなのか?
思い付く可能性は次のようなもの。

①やり方Aの方が本当は全員もしくは大多数のひとにとってよいやり方である

②やり方Aはやり方Bの誤解ややり過ぎの弊害を打ち消す機能を果たしているのであって、それ以上にやると効果的でない

③やり方Aとやり方Bは、決定要因は不明だが、人により合う合わないが異なる。わたしのレッスンに来ているのはやり方Aが合う人たちである

④やり方Aが効果的というのはわたしやレッスンにいらした方のバイアスからくる幻想である

⑤やり方Bが効果的というのはそれを説く人勧める人の幻想である




こんなところか。

④と⑤は、それでうまくいっているプレイヤーが最高レベルのプレイヤーでどちらもいることを見ると、ちょっと考えづらいです。

わたしは、基本③であるとともに①と②もあてはまる面が現実にある、と現時点では感じています。

と同時に、自分のバイアスに基づく幻想もあるかもしれない可能性も少しだけでも心の片隅に置いておくのを好みます。

もっと良いやり方考え方教え方を見いだせるかもしれないから!

Basil Kritzer

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