練習。。。。
この言葉でどれだけ多くのひとが苦しめられているか!
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わたしは京都の高校を卒業し、2003年秋から2008年夏までの5年間、ドイツのエッセン・フォルクワング芸術大学に留学しました。
そこで師事していたのが、フランク・ロイド教授です。
「正しい練習方法」という考え方は、多くの人が気にするところでしょうけれど、一度それを気にしないでみるというのもアリかと思います。
個人々々の体格や体調、音楽や音色の好み、技術や演奏能力のその時々の状況がありますから、それに合わせて練習の進め方は自由に取捨選択してもいいのではないかな~という考え方です。
みなさんは、楽器を演奏されているとき、どのような思考をしていますか?
音やイメージの世界に浸っているのでしょうか?それとも、自分の中で会話をしていますか?
そのとき、どんな言葉を使っていますか?
マウスピースのプレス。これについては、色々なところで様々なふうに議論されています。
まず結論から言うと、必要です。
ホルンという楽器にある程度真剣に取り組み、自分で自分の演奏能力を伸ばしていこうとされている方々の多くは、「アンブシュア」ということに関して悩んだ経験があったのではないでしょうか?あるいは、現在進行形で悩んでおられるかもしれません。
ところで、アンブシュアの悩みの多くは、「アンブシュア」を意識したときに始まっている、そんな気はしませんか?
前の記事「変化が上達を生む」で、上達のキーポイントとして「考えている事の変化」に言及しました。
この記事では、ホルンを演奏するときに「考えて」みて、変化とその結果としての上達を誘発するかもしれない「考える事」の例を色々と紹介してみたいと思います。
ホルンに限らず、楽器演奏を楽しんでいる人はだれでも、「ウマくなりたい!」と切に願っていると思います。さらに言うと、楽器に限らず、多くのひとは仕事において、あるいは人生において「成長したい」と強く願っていますね。
それでは、どうしたら「成長」できるのか?
キーワードは「変化」だと思います。
管楽器演奏に必要な息のコントロールを身体感覚的に実感しやすい、簡単なエクササイズの紹介です。
まず、ゆーっくり息を吐ききります。
前項で、自然倍音を使った練習パターンを紹介しました。
自然倍音を使うのがなぜ良いかは、記事「自然倍音を使った練習パターン」に説明してありますので、ご参照下さい。
ここでは、同じ原理に基づき、低音を練習してみましょう。