先日レッスンにお一人、プロのバイオリン奏者の方がいらっしゃいました。
主訴は、
我々金管楽器を演奏するひとは、苦手に感じる音域ほど口元や口の中をアレコレしたり考えたりして、操作的にあるいは無理やり音を出そうとしがちですよね。
出ない、
難しい、
大変、
その原因は、「表現しなきゃ」という意識に端を発した「音に対する干渉」のようなものだったのかもしれません。
一つ前の記事の続きとも言える内容なのですが、ホルン吹きの方とのレッスンでのこと。
音を出すタイミングで息を吐くのが、音を出すタイミングで音を出すためにいちばん遣りたいことなわけですが、そのときに息を喉でウッと止めたり飲み込んだり、吐くというよりはペチンと強めのタンギングになりがち。そんな状況にありました。
上のGから音が出ず、バテがちとの悩みでレッスンにいらしたアマチュアトランペット吹きの方。
まずアンブシュアモーションを把握。意図的に実行するとすぐにAbまでしっかり鳴らせた!
日本だと腹式呼吸だけが正しいとされ、胸式呼吸が毛嫌いされがちな文化的な傾向がありますが、逆傾向の文化圏もあります。