良くない奏法や悪い癖というものは、「良し悪しの判断」を『当たったか当たらなかったかだけ』で行うことで身に付くものではないか?と考えてみることができます。そしてこのレッスンでは、演奏をうまくいかせることを助ける、いくつもの『それ以外の判断に使える要素』についてお話しています。金管楽器以外にも通じる内容です。
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何度もレッスンに来て下さっているアマチュアのホルン吹きの方。超難曲に挑戦されるにあたり一週間メールサポートしました。
これ、私的自画自賛・年間ベストレッスンでした(笑)レッスンの展開の意味、伝わりますか?必要なことをやっているんだけど、端的に把握してなかったから大雑把なり損していた。把握して意図してやったらすごく小さい動きで済み、やりやすい。そしてこの音の変化!有難うございました🤗
無料メール相談サービスに、トランペットとサックスを演奏される方から相談を頂きました。
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【ホルン座奏の構え方・便利ガイド】
①自分我立ち上がりやすいように座る。脚は閉じ気味でないほうが大抵立ち上がりやすい。
②楽器を太ももの前のほうに置く。膝のほう。
③両腕を対称的に使って垂直に楽器を持ち上げる
④ちょっと左にあるマウスピースに顔を持っていく(ちょっと左を向く)
〜フィードバックの歪みを取る〜
発音するときに、ちょっと息が止まったり、喉がウッと詰まってから発音する状態にあるひと。よくレッスンで出会います。
また、「腹式呼吸」が演奏のさまざまな面を邪魔していたケースに出会いました。
その一部を描写すると、
『胸を高く保つ』『胸を開く』と教わることが多いチェストアップ呼吸法。それだけ考えて息が吐けずしっくりこないと感じていたTrp奏者とのレッスンです。変化の鍵は「お腹を使う目的・方向・タイミング」にありました!
トランペットを吹いていて、上半身と下半身が「つながらない感じ」になるとの相談。主観的な感覚の言葉ですが、話を聞いているとちゃんと原因がありました。
①腹式呼吸奏法
→息を吸うときに腹の膨らませを特に強調し、息を吐き音を出す間お腹が凹まないようにしっかり張り続ける意識
②胸式呼吸奏法
→息を吸うときに胸や肩が大きく柔軟に動くことを厭わず促し、息を吐き音を出すために腹筋を使い体内内側方向上方向に力をかける意識