✕気合
✕強いタンギング
✕たくさん息を吸う
↓
◎たくさん息を吐く!
ある日のレッスンより。
座奏時、骨盤が後ろに倒れ身体を幾度もうしろに持っていきながら吹いてる大人のアマチュア金管吹きの方。その原因は、『同じオケの仲間がかがみこんで身体をちぢめて吹いている様子』にあった。
わたしが有資格者として日々のレッスン活動において受講者の問題や悩みの解決を図るうえで、最も頼りにしている技法が『アレクサンダーテクニーク』です。
でもこのメソッドを直接教えているというよりは、これを『背景』にして、もっと直接的に演奏の悩み改善解決につながるアドバイスや提案をしていることがほとんどです。
– – –
ある日のレッスンで、ホルン吹き大学生に『息を吐くときの胴体への力のかけ方が上から下になっているのを、逆にする、つまり下から上へ力をかけて息を吐くに変える』を提案したら、音の響きが増し、安定しました
同じ日、ビブラートがうまくかけられず悩んでいたテナーサックス吹き大学生には、『肩を上げて思いっきり息を吸い、持ち上がり拡がった胸をキープしながら吐く』を提案すると、なんと!