きのうの動画と同じ内容の、別箇所での適用の様子です。
アルメニアンダンスのラストの箇所。
バンド全体の音量が上がってくるところで、音量は強みとは言えないクラリネットという楽器のセクションの存在感をどう得るか?
『楽器を高く構えると吹きやすい』と仰る受講者のケーススタディ。
この方の場合、それが吹きやすい理由の一部は、
管楽器を演奏するときに、ある意味で『息の流れを止める』という技術はかなり基本的な次元として使われ必要とされます。
それを、
物は言いようという面もありますが、
『シラブルで息のスピードをつけて出す音』
↓
『息の流れで出す音』
『かなり早めに下の方の音の吹き方の感じに寄せていく』
下降音型の途中で音をハズしていて、そのハズし方が上の音にひっくりかえる状況の場合のアプローチです。
効率の良さとは、
「そんなに、あるいは全然、頑張る感覚がないのに、音がしっかり鳴る・大きく鳴る・ 高い音が出る」
音程の不安定、
あるいは
音のツボからのズレ、
これを息の流れ方(量や強さ)とアパチュアの具合とのバランスという観点から読み取ることができる場合もあるかもしれません。