前の記事で述べたように、この記事では私自身の経験を傍証としながら金管楽器奏法の「選択肢」と、選択の自己決定の重要性を主張したいと思います。
私はホルンを演奏していますが、ホルンの奏法・ホルン演奏時の身体運用について5つの側面で象徴的な体験をしています。
シカゴ響にも在籍した、現在ロサンゼルス管弦楽団ホルン奏者のデイビッド・クーパーと、その先生のウィリアム・ヴァーミューレンの対談動画。
「楽器奏法の正しさは、演奏者本人のみが決めうること」
という見方が、年々私の中で強まっています。
おそらく、どんなニュアンスを求めるにしても、その音を出す時間分は明確に息を吐いてないと、唇の振動が不安定になってうまくいきにくい。
中学生から質問のメールを頂きました。
《質問者》
私は今中学1年生で、ホルンは4月から始めました。