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楽器を演奏するとき、音のイメージが明確だと、
・迷いが少なくなり
・勇気が出て
・余計な力は抜けてきて
・力強く正確に奏でる
学生のとき、アンブシュア変えて奏法が分からなくなって焦って練習量に突っ走って結果、身体を痛め、どうにもならなくなり、追い詰められ疲れ果てホルンをやめる決心をした。
決心すると、その日のうちに気が楽になったので、もう別になんにも頑張らずに吹けばいいやと思って、それで吹いてみたら嘘のように気持ちよく、楽で、ちっとも痛くなかった。
きょうは武生東高等学校吹奏楽部に伺いました。3年連続、3度目になります。
それもあって、なのかもしれませんが、アレクサンダーテクニークのレッスンというよりはアレクサンダーテクニークに支えられた音楽や練習のやり方、あり方についてのレッスンになったかなと思います。
アンブシュアが、左右のバランスで見た際に見た目上の真ん中にないのは、そのひとの顔、歯ならび、骨格など構造上、見た目の真ん中が構造的に不安定だからなのではないでしょうか。
つまり演奏という機能から考えると、そのひとにとっては見た目上の真ん中は、構造的あるいは機能的にはずれた場所だといえます。
まっすぐに、というイメージは姿勢にしても構えにしても音にしても、奏法を硬くさせ緊張を引き起こしやすい。たぶん、まっすぐというのが二次元的・仮想的・静的だから。対して身体や楽器や音は三次元・現実・動的。イメージが現実とズレている。
例1:
マウスピースをアンブシュアに対しまっすぐに当てようとするのも、よく考えるとちょっとおかしい。アンブシュアは立体的で複雑な形状でしかも動いて形を変え続けるので、見た目のまっすぐな位置は不都合不安定極まりないことがある。求めたいのはいちばん平坦、安定で都合がよい場所。
日本の学校吹奏楽、アマチュア吹奏楽ならびに管弦楽の演奏水準は世界的に見て抜き出て高いことはまちがいありません。
これは、日本社会が「真面目に努力を続けること」を非常に高く評価し、重要視していることと関係が深いのではないか、と思います。