練習の型は無限大。いつも同じ内容にこだわるだけでなく、楽器の構造や物理が許容するならいろんな譜例を作れます。Fが精一杯だったのが、さりげなくAbまで届いた。それもちょっとした工夫でできました。
『○○になってしまうのですが、どんな練習をすればいいですか?』という質問をする人が比較的若い人に多い印象。
だが、○○なることの解決改善は必ずしも練習ではない。
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ブログに質問のコメントを頂きました。
Q
私はホルンをやっている中学生です。音色が詰まっているよく言われます。どのようにしたらいいでしょうか。回答お願いします。
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楽器演奏のための『基礎練習』には、大きく分けて2種類が存在するのではないかと思う。
ひとつは、『技術・物理の基礎練習』
もうひとは、『音楽の基礎練習』
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Bb管で言えば『Low-Bb』は基礎合奏の音階の最初だったりして基本・基礎のような気がしがちで、また《低い=土台=基礎》みたいな連想もしやすい。でも、必ずしも簡単あるいは基礎的とは言えません。
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運指タンギングそして音並べが音階で噛み合わないと悩む生徒さん。
いずれもインテンポで、
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レッスンしていて、『ああなってるね、こうしてみるとどうなるでしょう』という指摘と提案が、過去のレッスンで既出のものだったときに、受講者によっては「そうならないように気をつけなきゃ」という反応になることがある。「二度とそうならないようにしなきゃ」ぐらい重く受け止めることも。
でも、指摘と提案は『向上の可能性』を見出すものだからそもそも避けるべきことやってはならないことという文脈で行っていない。そして既出のことがやた浮上するならば尚更、そのことはただ気をつけるだけでは制御されないような深さや重要性があることを意味する。少なくとも、その可能性がある。