・音の高さの移動に伴って、マウスピースの位置が少しスライドします。
・スライドする方向はひとにより異なります。
・自分の移動方向を把握して、一つ一つの音が出しやすいわずかな位置を見つけていけます。
「アンブシュア」カテゴリーアーカイブ
トロンボーン合宿を終えて
8/11-8/14 山下浩生先生のトロンボーン合宿に講師として参加して参りました。気付けば10年連続10回目。ここ数年は、まだまとまってない内容をテストレクチャーすることをやらしてもらっていて、過去には『金管楽器の上達練習設計法』などがここから生まれました。
今年は『レッスンのやり方〜生徒と先生、それぞれの侵されえぬ自由・権利・責任の対象としての”身体と時間”〜』というテーマでレクチャーしました。
【奏法ルールの正当性】
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『音域やタンギングでアンブシュアが動いてはならない、動かない方がよい』という考え方や言葉はありふれています。
・うまく吹けない状況の人を見ていると動いていた
・うまくなるにつれ動きが目立たなくなった
・動かさないようにしたらうまくいくようになった
【低位置タイプだと滑らかに吹けないの?】
ブログ記事
『演奏家のアンブシュアタイプ分析 〜ホルン編その2〜』
のコメント欄で質問を頂きました。
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【下降音形と顎の動き】
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中低音域のある音のところでいつも引っかかりを感じるというアマチュアホルン吹きの方のレッスン。
見ていると、下降音形でその音の前までは顎は動かないままで、その音の後から顎が動いて口を開けている。
【多次元奏法】
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著しく奏法の調子を崩してレッスンにいらっしゃるようになった若いアマチュアホルン吹きとのレッスン。
始めの2回のレッスンは、音が出やすいマウスピースの当て位置と動かし方(アンブシュアーション)を見出し実践するものだった。
【アンブシュアモーションの発見で高音がラクに!高校生からのメール相談】
【お見事!ハイC】
チューバ吹きとのレッスン。「高音の発音」に取り組みました。
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①スラーで上がれたときの吹き方
②ハズレ方から狙いを修正
③アンブシュアモーションから奏法を抽出
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の3つのアプローチを用いました。
【アンブシュアの動きは、悪でも不安定でもない】
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アンブシュアモーションという概念は、「マウスピースとアンブシュアの動き」に着目して促します。動くのが悪いとか不安定と考えないのです。動いているから安定し、動かさないから不安定になる。そういうこともあるのです。
【プレスはダメという都市伝説】
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唇にマウスピースの跡がつくのはダメという物言いがありますが…
同じ跡でも
うっ血
金属に肌が反応している
のが理由のことがあるし、
同じプレスでも
肌が白くて目立つ
肌の色の関係で目立たない
人がいます。