アンブシュアにかかわる筋肉がフリーになった

このブログの記事『顎を張れなくて悩んでいるひとへ』を読んだ方から、メッセージを頂きました。

ご本人の許可のもと、ここに紹介します。




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はじめまして。

長い間、お手本アンブシュアに囚われて過ごしてきたものです。

お手本の形を追求すればするほど演奏が不自由になり、とうとうまともに音も出せなくなってしまったところでこの記事と出会いました。


思い切って今までの囚われをすべて捨て、口を閉じて息を吐いてみました。

出せなくなってしまった音が、とてもいい音で蘇りました。顎には梅干しがあります。これまでの私にとって、梅干しは排除するべき悪でしたが、今では愛着を感じてしまうほどです。


紹介された3つのエクササイズは、綿棒ハミハミ・エクササイズが私にはしっくりきました。

寄せる、集める動きのおかげで唇の振動が効率的になり、長らく感じていなかった良い練習をした後の唇がジリジリする感覚までもが蘇ってきました。

アンブシュアにかかわる筋肉がフリーになったことで、今まで不自由だった呼吸にも良い影響が現れてきました。

素晴らしい記事を、本当にありがとうございました。

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金管楽器奏者のアンブシュアに関係する記事をいくつか、紹介してこの投稿を終えます。

顎を張れなくて悩んでいるひとへ
金管楽器の3つの基本アンブシュアタイプ
ドナルド・S・ラインハルトの教育法〜9つのアンブシュアタイプ〜
唇の赤いところで吹いても大丈夫
金管楽器のアンブシュア恐怖症その1〜わたしのアンブシュア遍歴〜
金管楽器のアンブシュア恐怖症その2〜こういうふうに考えてみよう〜


Basil Kritzer






4 thoughts on “アンブシュアにかかわる筋肉がフリーになった

  1. 先日は私の経験談をご紹介頂き、ありがとうございました。
    あれからしばらく経ちましたが、その後の経過をお伝えしたく筆をとりました。

    私は長らく「お手本アンブシュア」に自分のアンブシュアを近づけようとしていたため、アンブシュアや呼吸に関わる筋肉のほとんどが不自由な状態に陥っていました。しかし、梅干しを受け入れ、唇を閉じる力にアンブシュア形成を任せることで解決の糸口を見つけた、というのが先日メッセージさせて頂いた時点のことです。

    それからは「自分のアンブシュア」を見つけるべく、いろいろと試行錯誤をして楽しみながら、時に苦しみながら(良い意味で)練習を続けています。

    おおまかにですが、試したこと、うまくいったこと、失敗したことを書きたいと思います。

    ・焦らない
    →成功。長らく使ってこなかった筋肉を使うので、やはり練習はじめは特にアンブシュアが安定しなく不安になりましたが、練習後半になると落ち着いてくるので「練習を始めて落ち着いてくるまでの時間を短くしていこう」と意識チェンジをすることで良い方向に向かっています。

    ・口を閉じる感覚をより明確にするためマウスピースでバジングの意識を強めた
    →失敗。やりすぎてしまい、口を無理に閉じようとしてしまいバランスを崩してしまった。忘れたころに数秒程度やるくらいがちょうどよかった。

    ・ブレスの後にアンブシュアが崩れてしまう(アタックを失敗する、顎ががくがくする)状態が続き、「息を吸う」という意識が強すぎるかもしれないと思い、吸うときに口を開きすぎない、口の横から吸ってみる、吸ってから口を閉じるなどを意識してみた。
    →効果はまちまち。もう少しいろいろトライしてみます。

    ・アンブシュアは太く豊かな息の上になり立つ
    →成功?たくさん息を吐くことで、アンブシュアをつくる意識はあまり必要なくなりますが、前項の「息を吸う」意識が強くなってしまうため、アタックに失敗したり、顎ががくがくしてしまう割合も増えました。

    ・シラブルに対する意識チェンジ
    →成功。(申し遅れましたが私はBassTrbです)楽器柄、太く豊かな音を出そうとするため、必要以上にシラブルを大きくしようという無意識な動作を行っていることに気が付きました。そこで、シラブルの大きさはマウスピースに任せ、自分の口のシラブルはあくまで自然な状態になるように意識をしたところ、息の流れがよくなり、アタック失敗や顎がくがくの症状は少なくなりました。

    これまでが、この数か月にトライしてきた内容です。
    今後は「出だしのアタック不良」「顎がくがく」をいかに解決するかがポイントだと考えているので、「いかにたくさんの息を使って(取り入れて)アンブシュアを安定させるか」を追求していこうと考えています。
    それに関するバジル先生の記事は多く掲載されているので、たくさん活用させていただこうと思っています。

    突然の長文失礼いたしました。
    また、成長するためのアイディアをありがとうございます。

    • はこだてじろうさま

      お返事遅くなってしまいましたが、丁寧で詳細なシェアをありがとうございます。

      この記事(http://basilkritzer.jp/archives/4855.html)にあるような、「アンブシュアタイプ」が分かり、自分のアンブシュアの移動軸の方向と角度がわかってくると、
      いろんな問題が非常に整理されてきます。もしかしたら、呼吸や姿勢より直接的な効果や影響は大きいぐらいかもしれません。

      ぜひ一助になれば、と思います。

      Basil

      • 先日は、アンブシュアタイプについての記事をご紹介頂きありがとうございました。
        あれからしばらくアンブシュアのこと、呼吸法のこと、マウスピースの位置や接触などについて研究を続けました。そして今日、しっくりくる方法がわかりましたので筆をとりました。

        ご紹介頂いたアンブシュアタイプの記事を見て、自分のアンブシュアタイプやマウスピースと唇の接触を見直してみたところ、私のアンブシュアタイプは中高位置タイプで、マウスピースの位置は中心より少し左下が適正ポイントでした。
        これら位置については一応自覚していたはずではあったのですが、ふと「いつもより少し大げさに左下に配置してみよう」と思い実践してみたところ安定感が増しました。無意識に中心から外れている状態を避けていたのかもしれないと感じました。

        ただ、安定感は増したものの、呼吸が安定しなかったり、顎ががくがくする症状は続き困っていました。
        さらに試行錯誤を続け、見つけた効果的な方法は「頭が動くようにする」「腕も動くようにする」「マウスピースとの密着」の3点でした。

        今まで頭が前傾しがちで不自由になっていたようで、そのことが腕の不自由→マウスピースとの接触不良、呼吸の不自由に繫がっていたように思いました。
        頭の前傾を避けてフリーにすることで腕も自由にして、自由になった腕で楽器をしっかりと口に密着させることで呼吸も安定し、まっすぐな良い音を実現できました。あと、口をマウスピースの方向にもっていくこと(すぼめる感じ)も意識してみましたが、より密着度が増して効果があったように思います。

        長くなりましたが、以上がこれまでの経過です。
        今日は音が安定したことが嬉しくて、ニコニコしながら練習をしていました。
        今回、たくさんの記事を参考にさせて頂きました。本当にありがとうございます。
        近いうちに、体の使い方のさらなる理解のために、ボディ・チャンスのレッスンを受けたいと思っております。もしお会いできた時は、どうぞよろしくお願いいたします。

        • はこだてたろうさん

          書かれておられること、いずれもよーく理解できます。
          バッチリ、推論・実験・発見のプロセスを踏まれて、自力で前進されましたね。

          それができれば、上達はいつでもいつまでもできます。

          その調子で、頑張ってください。

          Basil

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