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【宝島~”無責責任奏法”で鳴り響いた見事なハイD~】
レッスンに来たのは、19歳のアマチュアホルン吹き男子。
宝島の、ハイDにあがるお馴染みのフレーズ。
ちょっとでも音が当たり損ねると、フレーズの最初でも途中でも、すぐ止まって吹き直す様子が特徴的。
ハイDも音が鳴らず、すか~っと息の音がするだけ…。
そこでやってもらったのは、
『無責任・放置・博打奏法』
(笑)。
途中で音がひっくり返ろうが落っこちようが、とにかくそのまま吹き続けるように、と。
音がうまく出なかったのなの過剰反応してしまって息の勢いを落とすことが多いので、それをやったらしつこくイチイチ指摘。
すると、自分がどのようにミスを避けよう、直そう、隠そうとしていたかわかってきたようだ。
『とにかく吹ききって!』
これを本当に彼が実行した瞬間、なんと音はハイFまで飛んでいった!
いまの、ハイFだよと告げると彼はウキウキビックリした様子。
次は同じ要領で、ほんのちょっとだけラクめに吹いてみようと提案。すると、ハイDが完璧に、大音量で鳴り響きました。
『ふだんのハイBbと同じラクさで吹けちゃいました!』
とは本人談。
ここでレッスン終了となりました(*^^*)
Basil Kritzer