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もうひとつ、昨日のレッスンの振り返り。
合唱団などで歌っておられる方。
『(ある曲の高めの音の)音程を保とうとすると、喉や首に力が入る』
というテーマ。
見ていると、どうも音程を調整しようとするとき、喉頭エリアをまるごと動かして対応しているように思えた。
そこで、もっと喉頭の中というか、声帯に近いエリアでのコントロールを増やせないか、実験してみた。
【1】声に出しやすい任意の音程と声量で軽くロングトーン。
【2】次はロングトーンしながら声帯(たぶん)の閉じを徐々に増やす。すると音程は上がりやがて老人のようなガラガラした声になる。
【3】次はロングトーンしながら声帯(たぶん)の閉じをラクしていく。すると音程は下がりやがてハーッという息の音になる。
【4】2と3を行ったり来たりする。アー➡ガラガラ➡アー➡ハー➡アー➡ガラガラ➡アー➡ハーって感じで。これで息と声帯(たぶん)の関係というかバランスを感じられる。
…では歌ってみて下さい、となって結果はあっという間に改善。
非常にラクそうで、声が輝かしく響いた。
たぶん、音程の調整に関してより効率的な運動をウォームアップ&エクササイズして、力みを生んでいた(けど音程の調整の役目は果たせていた)運動に置き換えることができたということなんだろうと思う。
なんにせよ、よかったよかった。
Basil Kritzer
P.S.声に関わる趣味や仕事をされているみなさん、ぜひレッスン無料見学にお越しください