高校生のホルン吹きの方から質問を頂きました。
【質問1】
こんばんは!バジルさんの本を読ませて頂きました!
本当にすごいなと思って私もアレクサンダーテクニックをやろうとおもいました!
質問なのですが、アレクサンダーテクニックの頭を動かせるようにというのは意識の問題ですが?それともマウスピースを当ててる状態で動かせるか確認するのでしょうか?
——
回答:
いえ、仰る通り、意識・認識の問題です。
普段吹いていて、身体のごく限られた部分(唇や指)しか意識しませんよね。
よりによって頭は余計に意識しません。
しかし、意識しないにしては勿体ないのが頭なのです。
頭を、意識します。
どう意識するか?
「頭があるな」
「頭を固めてなくてよいはずだよな」
「それなら頭を動けるようにしてあげよう」
と意識するのです。
うまくいくと、身体が軽くなったり、いろいろな予想外の変化が起きます。
でもわざわざ動かす必要はもちろんありません。
【質問2】
あと、私は小学校のころにトランペットをやっていて中学からホルンを始めたのですが。なので高い音はホルンでは得意なのですがチューニングベーから下の音になると息のスピードが早すぎるといわれてしまって、でも自分で息のスピードを遅くしようとすると息の量が減ってしまってうまく息のスピードを遅くできないのですが、どうやったら息のスピードだけを遅くしたりできますでしょうか?
——
回答:
息のスピードって、抽象的で分かりにくいですよね。
ホルンの低音域は、トランペットよりかなり、口やベロやあごが緩みます。
もしうまくいきそうなら、
「思っているより少し口をリラックスさせよう」
と思ってやってみてください。
もし口やあごやベロがリラックしていい感じになったのに、音が鳴りにくい場合、
それはおそらく息の量をもっとたくさん吐く必要がある証拠です。
口やあごやベロをリラックスさせたまま、たくさん息を吐いてみてください。
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