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【大きな前進】
なぜだか音が全然出なくなってしまった、と悩んでいらした趣味のホルン吹きの方。
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アンブシュアが揺れ、唇から息が漏れ、音はプスプスとなってしまい…なかなか大変そうな状況でした。
調べているうちに、マウスピースがほとんど唇に触るだけぐらいでプレスがほとんど行われていないのに気付き、プレスすることを大雑把にでもしっかりやってもらうとすぐにアンブシュアも音も安定し始めました。
最終的には、『両腕の力が抜けすぎ』で、楽器を「手首で吊っている」だけ、というような構え方になっているのが、マウスピースのプレスが全然ない状況を生んでいたのが分かってきました。
一昨日に別の方とのレッスンでもやってみたことなんですが、楽器を斜め上前方に持ち上げて、腕をしっかり伸ばしてもらいました。
わたしはそれをちょっと押し返して負荷をかけつつ。腕のウォームアップです。
そうやって「腕の力を使う」感覚を思い出してもらって構えてもらうと、プレスも機能してアンブシュアも音も随分と安定しました。
一回のレッスンで、スタートと終わりではかなり大きな前進となりました。
Basil Kritzer