音大生トランペット吹きからの相談です。
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【質問者】
こんにちは。私は大学でトランペットを学んでいます。
数年前にアンブッシュアを変えた頃からバジル先生のメルマガや本を読ませていただきました。そのおかげで今でも楽器を楽しく演奏でき、少しずつ曲でしたい演奏ができるようになってきました。
しかし、最近初歩的なことですが壁にぶつかってしまいました。
レッスンや授業の際に「もっとお腹を使え」と言われるのですが、それがよくわかりません。
ある著書では意識をして支える、ある著書では自然に力がはいってしまったと色々な表現でお腹について書かれています。
アンブッシュアに種類があるようにお腹の使い方にも色々な種類があるのでしょうか?
息を押し出す為に使う、吸う時は意識しない、腹筋は前だけではない、とお腹を使うことについて変に知識をつけてしまったせいなのかどうすればより使えるのかわかりません。
気になってしまい、自分がしたい演奏ができない状況です。
【バジル】
メールありがとうございます。
先生が言っていることはおそらく、息を吐く(=音を出す際)ときにもっとお腹を絞る/凹ませるようなやり方で腹筋を使い、息を強くたくさん吐くことです。
この記事を読んでみて下さい。
息のパワーの作り方
書いてあることを実践すると、「お腹を使う」ということの感覚が分かってくると思います。
それほど難しいことではありません (^^)
【質問者】
明日から早速やってみます。
記事を読んでみて少しスッキリしました。
絞るという発想がなかった為、新たな発想です。
ありがとうございます!
【バジル】
やってみてどうだっかた、メールお待ちしています!
– – – 3日後- – – –
【質問者】
先日からそれほど日にちは経っていませんが、大きな変化がでてきました。
お腹を絞る意識にすることにより、重心の意識が変わりました。
具体的に言うと、肘・楽器・口の三点で支えていたものにお腹の絞りが加わりました。
四点で支えることによりより重心の位置がより安定し、芯のある音に変わりました。
ただ、お腹の絞り具合(力のかかる位置というのでしょうか)は研究する必要がありそうです。
数日で唇への負担も少なくなり、ウォームアップの時からhighDまででるようになりました。タンギングやリップスラーもこれまでより楽に美しくできるようになりました。
これまでより楽器が楽しくなりそうです!
ありがとうございました!!
【バジル】
そうなんです。
お腹は実にいろんな使いようがあると思います。
使い方、パワーともにずーっと成長させ続けることができるとわたしは思っています。
中学2年のアルトサックスです!
最近悩みがありまして、朝合奏があるのですがなかなか朝だといい音が出ず、ベストが出ません。何か練習方法などあればなんでもいいので教えてください!あと、どうしても口に力が入ってしまったり口から音を出そうとしてしまってきゅーっとしまった音になってしまいます。どうしたらいいでしょうか。よろしくお願いします。
石川様
たぶん体がまだ眠いんでしょうね…。
いちばんよいのは、学校にいつもより15分ほど着くようにして、ヨガ系の呼吸エクササイズをやってみることです。
ヨガ・呼吸法で検索してみるといろいろでてきます。
口の力みに関しては、もっとふだんどんなことを考えたり意識して吹いているか、
自分ではなぜ力みが起きていると思うかなどをたくさん教えてもらえないとアドバイスできません。
Basil