変化が上達を生む

ホルンに限らず、楽器演奏を楽しんでいる人はだれでも、「ウマくなりたい!」と切に願っていると思います。さらに言うと、楽器に限らず、多くのひとは仕事において、あるいは人生において「成長したい」と強く願っていますね。

それでは、どうしたら「成長」できるのか?
キーワードは「変化」だと思います。

わたしが思うのは、成長は「変化」の産物ではないか、ということです。
もっと言うと、「成長」や「上達」は人間に組み込まれたシステムで、いつでも必ず起きる事だとおも思います。その引き金あるいは手段が「変化」なのかもしれません。

世間で広く考えられている(あるいは無意識に思い込まれている)「上達」のための手段は、「ひたすら努力」「とにかく練習」です。これは一面では正しい事だとは思います。

ですが、その努力が無意識に「もっと頑張る」「これまでやってきたことをさらに増やす」になっていると、これはこれまでのパターンをさらに強化することになります。

従来の習慣やパターンをさらに強化する事が、上達につながるのでしょうか?

ホルン演奏で技術的に困っている事があるとき、それは「これまでのやり方」がうまく行っていないということではないでしょうか?
では果たして、「これまでのやり方」をさらに強化する事で問題は乗り越えられるでしょうか?

ひょっとしたら、この辺りに問題があるのかもしれません。

そこで、「変化」をキーワードに考えてみましょう。
ホルン演奏の結果としての音の変化は、必ず「やり方」が変わっているからです。

どうやって「やり方」が変わっているか。
それは、脳からこれまでとは異なる「指令」が身体に行っているのです。
結果として、動きのパターンが変化し、音も変わるのです。
ホルンの音は、人間の身体が、身体の動きによって作り出してしるのですから。

ということは、「ひたすら練習」だけでは、脳からの指令が変化していないと、動きが変わらないので変化がありません。結果として、上達しないかもしれません。

ではどうやって「脳からの指令」を変えるか。実は簡単です。

「考えていること」をその都度変えてみれば良いのです。

実験的に、毎回「考えていること」を変えてみましょう。

そうすれば、「これまでのやり方」とは異なる脳内の電気・神経・磁場・化学パターンが形成されます。すると、脳から身体へ行く指令も変化します。すると、これまでとは異なる「新しい動き」が起こる可能性が生まれます。そこに「上達」の可能性が生じるのです。

それでは、次の記事で「考えている事の変化」を起こすための手段を色々例として挙げてみます。

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変化が上達を生む」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: 「変化」をもたらす「手段」 | バジル・クリッツァーのブログ

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