音が割れてしまう….どうしたらいいの?

きょうは、「音が割れてしまう」ことに悩んでいる高校生とのQ&Aをお届けします。

 


  • 音が汚い
  • 音が割れてしまう
  • 音が粗い
 

とお悩みの方は必見です!

 

 

 

【質問】

 

自分は高校からホルンを始め、今二年目です今年のコンクールメンバーにも選ばれ、ただいま猛練習中です。

 

様々な問題点はあるのですが、今一番言われていることがありますそれは、「音が荒い」や「音が割れやすい」というものです

 

特に高音や大きな音を出そうとするとそうなってしまいます何か改善する方法、練習はあるのでしょうか?

 

それと、なぜ「音が割れて」しまうのでしょうか?

 

 

 

【回答】

 

 

ほんとうに割れた音になっているのか?

 

つかぬことをお伺いしますが、

 

あなたの音は本当にほんとうに割れているかな?

 

 

まず確認しておきたい大事なことは、割れている / 荒れている とひとに言われるその音は「本当に割れている / 荒れているのか?」ということです。

 

ホルンの音色は実に多彩です。あまりホルンを知らない人や、ユーフォウムのような柔らかく丸い音「だけ」を「良い音」なんだと思い込んでいる人からすると、ホルンの本当の響きや多様性を「悪い」と決めつけることがあります。

 

ぜひぜひ、様々なオーケストラやホルンアンサンブル、ソロのCDを聴いてみてください。演奏会にもでかけてみましょう。ひょっとしたら、周りが「割れている」「荒れている」と言う音を素晴らしい奏者たちはちゃんと鳴らしているかもしれません。

 

 

なので、

 
  • 本当に自分の音は荒いのか?
  • 割れているのか?ダメなのか?
 

自分に問いかけてみましょう。そして機会があればプロのオーケストラの先生に一度習って尋ねてみるのもよいでしょう。

 

 

 

音が割れる/荒れる原因

 

さて、本当に音が良くない意味で割れている、荒れているのだとしたらその原因は何なのでしょうか?

 

高い音や大きい音、とおっしゃているので、おそらく息のスピード・圧力の作り方に起因しています。

 

 

大きい音や高い音は、大雑把に言うと「息のパワー」が必要になります。

 

息が外に流れようとする量(大きい音の場合)、力・スピード(高い音の場合)が増しています。その増し方には二つあります。

 

 

1:息の通り道を狭くする方法

 

「エー」や「イー」と声に出してみてください。

そのとき、舌の根っこの方が上にあがっていますね。

 

こういう状態にすると、息の通り道が一部狭くなります。

すると、息は口から出るときにスピード・圧力が増します。

 

ホースを指で抑えると、ピューッと勢い良く水が出ますね。それと似ています。また、首やのどのあたりに力を入れるとやはり息の通り道が狭くなるので、息が外に流れるときの勢いは強まります。

 

舌で通り道の形を変えること。これは「悪い」わけではありません。むしろおそらく「必要」です。ですが、大きい音に必要な息の「量」はこれでは確保できません。また高い音に必要な「力」も舌だけに頼ると無理があります。

 

首やのどに力を入れる方法。これは緊急手段であり、あまりコントロールしやすい方法ではありません。大変です。

 

 

2:息を吐く力をもっと積極的に使う方法

 

息を吐くのは、腹筋と骨盤底の筋肉の力です。

 

なので、大きい音や高い音に必要な息の量や力・スピードを得るためには、腹筋や骨盤底に仕事をしてもらうとよいのです。

 

このあたりはとても強く、スタミナがあります。

そして吐いている息自体を根元からコントロールしています。

 

ですので、高い音や大きい音を出すためにはとても助けになります。

 

 

3:二つのバランス

 

上に挙げた二つの方法。これのバランス(ブレンド・割合・混ざり具合)が崩れると、音が荒れたり割れたりします。方法1に頼り過ぎたときです。

 

ですので、簡単にまとめると「腹筋と骨盤底を積極的に使おう!」ということになります。

 

もうひとつだけ知っておくと良い事は、大きい音のときはとくに「唇をちょっと緩めるといい」ということです。高い音を吹くときも、発音したあと少し息を余計に吐き、同時に唇を緩めてあげると、音がふくよかになり、豊かになります。

その詳細はこちらをご覧下さい「息と唇の助け合い」

 

 

ぜひ、お試しあれ!

 


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音が割れてしまう….どうしたらいいの?” への5件のコメント

  1. こんばんわ、中1でホルンを始め、現在中学3年生になったものです。
    あともう少しでコンサートというところ、課題がたくさん出てきていて、どうすれば良いのかわからなくなってしまってここに突破口があるかもしれないと来ました。

    今の私の1番の課題だと思うことについてですが、音量を出そうとすると音が散ってしまう広がってしまうと表現すればいいのでしょうか、とにかくまとまりがなくぶれていて密度の濃い響きのある音になっていないと思っています。また先輩や親に聞いてもらっても、汚い!とは言われなくても、いい評価はなく、うーんどうしようという反応が返ってきます。バジル先生のブログを沢山調べて、腹筋を積極的に使ってみようとか頭と身体は自由に動かそうとか口の中の広さをその時吹きやすいように動いていいようにしようとか他にもとりあえず気になったことは試しているのですが、手応えがあると思ったものもすぐに感覚が変わってしまい元に戻ります。そうなってしまっても諦めずに続けてみるべきなのでしょうか?
    それと、音がまとまりなく聞こえる要因の一つに、息が楽器の中に入ってから、音が鳴って、音量が出る(今回の曲は金管らしいバリバリした方の音色が私の演奏する曲のイメージなのでその音で)までの時間が少し長いために、ぅわん ふぁんといった音の鳴り方になってしまっているのがあるのかなと思います。音が鳴る1番最初から自分が思うその音を出すにはどうすれば良いのでしょうか。
    また、響きのある音、密度の濃い音を出そうとして息をたっぷり使ってそれらを楽器に通してあげようとすると、のどになにかがある感じの違和感ができますし割れます。私の音を出す時のイメージは、お腹からのど,口,マウスピース,楽器(管),楽器(ベル),外に息、音が流れているっていう感じで、その時に口の中が広くなる感じです。何かを変える必要があるのでしょうか。もう分からなくなってしまいました。でもコンサートで楽しく吹きたいのでできるだけのことをして、頑張りたいと思っています。かなりの長文と質問を一度にいくつかしてしまいすみません。良ければ何かアドバイスを頂けると嬉しいです。よろしくお願いします

    • ずんさん

      けっこうしっかりプレスするとどうなりますかね?
      のどのこと以外は、共通してプレスしてしっかり強くマウスピースを顔にくっつるのがポイントになる気が少しします。

      最後ののどのことは、のどや口の中を広げようとしすぎているかもしれませんね。
      息が流れるイメージを一度取り払ってみるのもよいかも子れません。

      Basil

      • 私は、高音を出すときなど、プレスをし過ぎて唇にくっきりと形が残ったり痛くなったりしていたので、最近はし過ぎないし過ぎないと考えていました。
        プレスをしてマウスピースと顔をくっつけようとしてみたところ音がパンっとはっきり綺麗になることもあったのですが、意識をしすぎなのか発音する前にくっと空白の時間ができて拍とずれて遅れることがありました。
        のどや息の流れるイメージのことを意識することを一旦やめてみると、喉の違和感だったり変にひろがったりすることは少なくなったと思います。

        それと、今日練習する時にふっとベルでのシュミットさんが考える右手の位置について書かれていたブログの内容がよぎり、ベルを真ん中で縦に割るように右手を配置してみると音量を出したときの音色がいい方向に変わった気がしました。これって何か関係していたりするのでしょうか。

        • ずんさん

          すごく良い成果がありましたね。


          >>発音する前にくっと空白の時間ができ

          それで正しいです。
          アンブシュアやプレスをセットし、息の圧力を作っている「間」です。
          この「間」込みで、拍を合わせればいいだけです。


          >>音色がいい方向に変わった

          そうなるから、シュミットさんは勧めてくれているわけです。

          Basil

          • 空白ができることは、悪いことではないんですね。その「間」も含めて拍を合わす意識をしようと思います。ありがとうございます!

            自分でもすごくいいなっても思ったのでこれからそうします!

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