自分へのダメ出し中和法

できないところがある自分、音を外す自分、バテる自分。

そんな自分をひたすら「ダメダメダメダメ」とダメ出しし続けながら楽器を練習、演奏することにやっぱり慣れきってることにまたも気付いたので、意識的に「自分にとてつもなく甘く」接しながら楽器を練習、演奏してみる。

すると身体の感覚大違い。

まず力みがずいぶん減る。楽器を無理やり鳴らしにかからなくなる。そこで体験する奏法は、「えっ!?こんなんでほんとにいいの!?」って不安になるほど「テキトー」で「やらなさ過ぎ」な気がする。けれど、音は良いし、感覚は繊細になっていて柔らかい。

あと、少し震えや不安定さを感じる(このへん、よく分からないのでボディワークの先生方、教えてください)。しかし、それを抑えにかからずに吹くと、あら不思議、音の安定度や精度はむしろ良い。

しかし、こういう感覚を招き出すには、盛大に盛大に「自分に甘く、優しくする方向性」を出す必要がまだまだ当分続きそう。そんだけ自分を抑えつけ、硬くさせ、鞭打ち、罰するやり方が蓄積してるからだろうなあ。

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自分へのダメ出し中和法」への3件のフィードバック

  1. こんにちは
    いつも楽しく拝見しています。
    とある大学でチューバを吹いているのですが、最近調子が悪く吹いてても楽しくなかったのですが、今日ふと『楽器の言うことを聞いてあげよう』『楽器を調教(屈服)させるんじゃなくて体と楽器を共存してあげよう』と思った瞬間に体の力が抜け音も楽に出るようになりました。今回の記事を見て、通じる所があり、なるほどと思いました。
    楽器は単なる道具ではなくて、大切なパートナーなのですね!

    • hayato さん

      それは素晴らしい発見をされましたね!

      その見方は、楽器にも、自分にも、聴衆にも、共演者にも、演奏空間にも向けることができるとわたしは思います。

  2. 遅くなって申し訳ありません。
    そして、返答してくださりありがとうございます。
    今日も『楽器を優しく大切に吹いてあげよう』と心がけたので、今までより響きが出て吹いてて楽しかったです!
    そして上記のように思う事で、心も安らぎ、心地いい気分になりました。
    やはり心と身体は密接に関係しているのですね!!アレクサンダーテクニークの効果を身をもって体験(ほんの少しですが)いたしました。感謝感激です!

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