【最小限の力で最大の出力 】

◎息の圧は伴うものだが、息の圧だけでは楽器は吹けない。息の流れがないと
管楽器は音は出ないのだから。

◎ジェイコブズの教えは、受講者により微妙にちがう。一人ひとりに合わせた言葉や考え方で教えていた。心理学にも生理学にも通じ、人間というものに深い関心を持っていた。

◎ジェイコブズは強い子音のタンギングを問題視していた。タンギング、子音の関与を緩め、母音を大切にした。舌が息の流れを邪魔しないように。

◎筋肉の関与を最小限にーあるときジェイコブズのレッスンで、ペンを投げるからキャッチしろと言われたら。一度キャッチしたら、次は腕も手も指もガチガチに力を入れて同じことをやってみなさい、と。キャッチできなかった。そこでジェイコブズは『必要最小限の力でやるのが大事なのだよ』と。太極拳にも通じる。

◎ツボ、コツ、スイートスポット。最小限の力で最大限の出力。

◎映画監督のコッポラは若い人たちが 脚本書くときに校正のマインドを早く使いすぎると言っている。これはクリエイティブな書き物の流れを止めてしまう。まず出し切るのが非常に大事。この話はジェイコブズの、楽器を吹く人はストーリーテラーなんだという考え方で 非常に似ている。分析する教師脳はクリエイティブなパフォーマンスを阻害する。演奏する時・練習する時は、何を 聴衆に伝えたいか どんなストーリーを語りたいかを考えながらやった方が間違いなく良い演奏になる。客観的な分析は、例えば録音をしておくなどして 後でやれば良い。

◎ジェイコブズは研究の一環で知り合いや生徒の肺活量や息圧の測定などをしてその表を作ったりしていた。その話だけ知っている知り合いに、『君は表を作ってもらいに行ってるんだろう?』と馬鹿にされたことが一度あるが、それ以外に ジェイコブズに学んでいたことをネガティブに言われたことはない。でも60年代頃はジェイコブズの教えは全然知られていなくて、あいつに師事したら潰されるみたいな噂を流す人もいたりしたが、それも今となっては昔の話。




メトロポリタン歌劇場管弦楽団でトロンボーン奏者を務めるデイビッド・ラングリッツ氏と、ユージーン交響楽団チューバ奏者マイケル・グロース氏の対談の終盤より。

ラングリッツさん、映画撮ったり脚本書いたりもしてて、演劇にも長く関わってきてる人なんですよね😲

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