頭のどこを意識したらいいの?

ユーフォニウム吹きの方でメルマガをご覧になっている方から質問を頂きました。

【質問】

いつもブログや動画を興味深く拝見させて頂いています。
そこで何点か質問というか確認したいのですが・・・

① 頭を動けるようにする事なのですが、耳の裏の骨より上が頭だと意識して吹いているのですがいまいち正解なのかわからないのです。。。頭を意識すると力が抜けて肩が下がっているのか首が少し伸びる感覚があるのですがこの状態は頭が動けるようになってるのですか?

② 今までひざの上にクッションを置いて楽器の高さを調整して背筋が伸びた状態で吹いていました。(骨盤が立ってる)
先生のレッスン動画で楽な姿勢で!とあるのですが猫背で骨盤が寝ている状態が楽なのですが、これだと口より下にマウスピースがどうしてもきてしまいます。どちらがいいんですか?

よろしくお願いします。

【回答】

はじめまして。このたびはメールありがとうございます。

>>頭を動けるようにする事なのですが、耳の裏の骨より上が頭だと意識して吹いているのですがいまいち正解なのかわからないのです。。。

はい、その通りです。

おでこ、後頭部、側頭部も頭です。目より上、耳より上はほとんど頭ですね。

その立体のことを意識してください。

>>頭を意識すると力が抜けて肩が下がっているのか首が少し伸びる感覚があるのです がこの状態は頭が動けるようになってるのです?

首が少し伸びる感覚、素晴らしい現象です。うまくいっています。
(ただし、その感覚を作ろうとする必要はありません)

肩が下がる感じがするのは、首を縮めなくなっている感覚だと思います。

>>>今までひざの上にクッションを置いて楽器の高さを調整して背筋が伸びた状態で吹いていました。(骨盤が立ってる) 先生のレッスン動画で楽な姿勢で!とあるのですが猫背で骨盤が寝ている状態が楽なのですが、これだと口より下にマウスピースがどうしてもきてしまいます。どちらがいいんですか?

無理やり骨盤を立てているのでなければ、いままで通りで問題ありません。

もし無理に頑張って姿勢を伸ばすことをやめたときに、姿勢が崩れて高さが合わなくなるのであれば、無理やりでない自然な機能による姿勢の回復が必要になります。

それのキーポイントは、股関節を動かすことです。

こちらの動画が参考になるかと思います。

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頭のどこを意識したらいいの?」への2件のフィードバック

  1. 高校生のトロンボーン吹きです。いつもブログや動画を拝見させて頂いて、非常に勉強になることが多くて感謝しております。

    この場所に質問を投稿してよいのか分かりませんが、一つ質問させて頂きたいのですが、私は高い音(第六倍音以上)の音を柔らかくpで吹こうとすると、音に基音でない倍音が多く入ってしまっているのかこもっているように聴こえてしまいます。(fで吹くときにはしっかり鳴ります)
    そのためか、アンサンブルでも自分が高音域に入るところで他の人と音が馴染まず、浮いてしまいます。

    個人的には原因はpを意識してアパチュアが小さくなった時の唇の振動効率が悪い、音を出すのに必要以上が入ってしまっていることの二つだと思うのですが、どのように練習すれば改善されていくのかが全く分かりません。

    何かアドバイスを頂けると大変嬉しいです。よろしくお願いします。

    • mass さま

      はじめまして。

      まずは、アレクサンダーテクニークを使いながら吹く練習をしてください。

      ・ふつうの音階で
      ・ふつうのアルペジオで
      ・曲等で

      やり方はこちらを参照してください
      http://basilkritzer.jp/アレクサンダー・テクニークの使い方

      それで全般的な(今回ご相談の限定的な問題以外のところで)効果を感じたら、
      次のステップに移ります。

      ◎ 高音を静かに演奏しようとすると、音がこもってしまいがちという問題について

      もしかしたら、静かな音になると、普通の音量のときより少しだけ顔が下を向いて、胸がわずかに引っ込むような動きは起きているでしょうか?

      次のアプローチを試してみてください。

      ① 頭を動けるようにしてあげて
      ② そうすることで身体全体を動けるようにしてあげながら
      (アレクサンダーテクニークを使う)

      ③ マウスピースを口に当てることをよく確認し
       (=口をマウスピースに持っていくのではなく)

      ④ 普段より少ししっかりめにプレスして
       (=マウスピースを口に密着させる。腕の力です)

      ⑤ 息の目標地点は口の天井の硬いエリアにしっかり定めて

      ⑥ 少し固めに思えるくらいでよいのでタンギングをして

      ⑦ 発音してみてください。

      また成果のほどを、教えてください。

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