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ある日、普通の感覚（金管楽器を専門的にあるいはマニアックに何十年やってるひとの『普通』感覚）でいえば

「なにかが完全におかしくなった」と感じるくらい絶不調の状態のアマチュアトロンボーン吹きの方がいらした。

しかし、興味深いことに、金管演奏の力学に則り確認修正をいくつか重ねると、不調完全脱出の瞬間がいくつも現れてきた。

病的に感じさせるレベルの不調現象も、実は奏法の整理ですぐ良くなることがある実例に触れた瞬間だった。

Basil Kritzer

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