【肩上げの合理性】

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【肩上げるのはダメ、は思い込み】

きょうレッスンしていて、よくいる『肩上がりまくり顎上がり姿勢のメチャウマクラリネット奏者』のあの姿勢がなぜそうなのか、分かった!

あの姿勢の機能は、

『口元とマウスピースの本人にとって吹きやすい角度設定』

にあるのだの思う。

顎上げないとどうなるか?めっちゃ肩甲骨引かないと欲しい角度が作れず効率悪い。この時点で顎上げ決定。

顎上げは首肩の筋肉で頭を後ろに傾けることでやるんだけど、それを肩甲骨を下げたままやると首肩の筋肉を頭にだけ作用させることになる。

たぶん、頭は肩甲骨の方へ、肩甲骨は頭の方へお互い近づけるようにした方が頭傾けの目的に対してラクだったりやりやすかったりするんだろう。

あるいは、肩甲骨下げたままだとマウスピースを口に運ぶのが遠くなるのかもしれない。頭傾けでマウスピースから少し離れる口元方向にマウスピースが寄っていけるように肩甲骨から腕全体を上げてる、という合理性もありそう。

こうしたらきょうの生徒さんはとても吹きやすくなった。

『肩上げる=力み、ダメ』の思い込みは解いたほうが良い一例でもある。

Basil Kritzer

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