– – –
アマチュア楽団やアンサンブルの場でよく起きるのが、
『頼んでもいないのにアドバイスやダメ出しを押し付けられ、傷付く・迷う・モヤモヤする・調子を崩す』
その「被害」に遭う側は、相手がどれだけ悪気がなかろと、お世話になっているひとだろうと、そのアドバイスや命令を受け入れた結果、自分がどうなっているか?あるいはこれまでどうなってきたか?
で言うことを受け入れるかどうか判断するといいかと思う。
誰が正しい/間違ってる、誰が良い/悪い、の話ではなく、『相手のアドバイスや命令は、自分にプラスになってるかどうか』の話。アドバイスに従った結果、調子を崩すようであれば、そのアドバイス通りにし続ける義務も意義もない。
その際は、
・無視
・聞いたふり
・笑顔で受け流し
・反論
・議論・質問
・退団
など様々な様式での行動が選択肢としてはあるが、ミソは『自分にマイナスに作用していると感じる事に従う謂れはない』といったこと。
ほんとのほんとは、対等な関係性が基本であり頼まれもしないアドバイスをするのがルール違反だし、自分のアドバイスにより相手が成長したりやりたいことがやりやすくなっているかアドバイスする側が確認すべき。
だけど、頼まれもしないアドバイスをされてしまうのは、多くの場合、
年長者が年下に
先輩が後輩に
男性が女性に
という構図の下で起きている印象がある。
つまり、現代民主主義社会の人と人の対等性とは異なる原理の力学が働いてしまって無責任で押し付けがましいアドバイスがなされてしまう。それがこの問題を尚一層モヤモヤさせるところではある。よくよく考えると、かなり大きな問題だ。
だからこそひとまずは、ただただ実益的に『頼まれもしないアドバイスをされた結果の自分へのプラスマイナスでアドバイスを受け入れるかどうか』を判断するといい。
そう思います。
BasilKritzer