「やり方」が「機能」に影響する

ホルンの演奏において身体がやっていることには次のようの事があります。

・呼吸
・吐く息のコントロール
・唇を動かす
・レバーを指で動かす
・楽器を支える

大雑把な括りなので、もちろんもっともっと色々ありますが、とりあえず代表的なところを挙げました。

これらの働きが、ホルンから思い通りの音が生まれるかどうかに直接関わるのは分かりますよね。
では、こういった「働き」あるいは「機能」の良し悪しは、何によって決まるのでしょうか?

それは

「それのやり方」
「それをやっているときの自分の使い方」

です。

呼吸の質は、「自分がどのように呼吸しているか」あるいは「どのように呼吸の事を考えているか」そして「自分全体はどのように動いているか」の結果です。

唇の振動という「機能」も、アンブシュアの「働き」も、フィンがリングも、全て「自分がどのようにそれを行っているか」の結果です。

これらは全て人間が身体の筋肉活動を通して動く中でやっていることです。

それでは、各項目についてどういった点を考えてみると良いか、いくつか挙げて行きたいと思います。

呼吸:
・どのように呼吸しているか。
・どのように呼吸について考えているか。
・呼吸はどこで起きていると思っているか。お腹に空気は入らないですよ。
・肋骨が背骨と関節を作っていて、動く事を知っていますか?

参考記事↓
呼吸の誤解を大掃除

唇・アンブシュア:
・空気の量に応じて唇の張り具合も常に変化しているのは知っていますか?
・顔の筋肉は頭のてっぺんや後ろ、頭蓋骨の底、耳の辺りまで関連して互いに動き合って調節しているのを知っていますか?
・筋肉には疲労の早いものと持久力の高いものの二種類の繊維があり、それはやり方や考え方によって使い分けがある程度でるらしい。

参考記事↓
顎を張りなさい、の真実

フィンガリング:
・指はどこから動くと思っていますか?
・指は実は手相の「て」の字の横線のあたりから動いています。皮膚で指の付け根に見えるようなところでは実はありません。
・レバーはバネになっています。レバーは押すだけで良いです。押す事をやめれば、レバは戻ってきます。ゆびを上げる必要はありません。

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