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〜不安・怒り・悲しみのなかでも前進するために〜
何か嫌なことがあったとき、
とくに人間関係や仕事における問題が浮上したり失敗が起きたとき、
そんなときは不安や怒りが渦巻いて、
いろんな想定や想像が際限なく膨らんでいって、
結果的に「いまやるべきこと」が手につかなくなり、
自己肯定感までどんどん落ちていってしまう….。
そんな悪循環を経験することって、きっとありますよね。
そんなとき、わたしはなるべく、
「いますぐ、自分にとって大事なことを前に進めること」
を大事にします。
・溜まっている仕事、
・毎日の楽器の練習、
・習慣にしている運動
などです。
不安は、境界線が曖昧で際限なく膨らみます。
対して、「いまやるべきこと」は『たったひとつ』しかないし、
たったひとつしか『いまやる』ことはできません。
ですから、息をゆっくり吐いて、吸って、カウントするということをしばらく続けて、
ちょっと頭の中の壮絶な嵐が静まってきたら、
・やらないよりやる方が自分のためになること、
・自分の夢の実現に近づくようなこと、
・溜まっている事柄を整理し進めてスッキリさせていくようなこと
を、ほんの5分、10分でいいから手を着けるようにしています。
ほんの一件の仕事メールの返信ぐらいのことでも、
何かがすこし前に進みます。
際限のない不安に時間もエネルギーもひたすら奪われていくより、
ほんのちょっとでも現実に目の前のことに取り組む方が、
楽しいし報われるのです。
どれだけできたか、
どこまでやるべきか、
そんなことを考えるのでなく、「ほんのわずかでも、とりあえずやる」。
これを、気持ちや感情が大変なときこそ、ほんのすこしでもいいから始めてみるのはいかがでしょうか?
Basil Kritzer