脱・プレス害悪論

出勤前に、トランペットとホルンをちょっと練習。きょうの発見は「マウスピースとアンブシュアの密着」。わたしも漏れなく「プレス害悪論」的な情報に接しながら育ったのだが、どうもこれはマウスピースとアンブシュアの密着が不十分になり、マウスピースを支える仕事が過剰にアンブシュアにかかる。

プレスを害悪視すると、プレスを避けちゃって、唇がアンブシュアを捕まえにかかる。これ、よくない。バテるし、息もれになりやすい。不安定なので結局、顔をマウスピースの方へ押し付けに言ってしまい、身体全体のバランスを崩し不快で困った力みになる。

逆に、マウスピースを思い切ってアンブシュアにしっかりプレスすると、脊椎を支える中の筋肉全体が働きを強め、いわゆる「支え」「軸」が出来る。

プレス害悪論に染まった私たちにとっては、「思い切り好きなだけプレスしよう」と思いながらやると、ちょうど「プレス回避癖パターン」にはまるので大変有効。レッスンで教えるといつもびっくりされます。「え!プレスしてるのに、バテない!吹きやすい」と。

私は「口の中にマウスピースを入れちゃう」くらいのイメージが役立ってます。実際、口や唇はものすごく神経が多いので、マウスピースを「自分の身体の一部」として脳がマッピングしているに違いない。なおさら十分な接触情報が必要。

プレス害悪論はやはり優れたプレーヤーたちが唱え始めたもの。彼らは実は顔をマウスピースに押し付けることを言っている。マウスピースをアンブシュアにしっかり付けるのは彼らはみんなやっている。それがああの羨ましい安定感の理由。みんなグイグイ押してるよ(笑)

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