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記事『骨盤がみちびいた、人生で初めての高音域』に、その記事を読んで骨盤のことを奏法の意識に取り入れるようになった方から、経験された変化と上達についてコメントを頂きました。
【頭からお尻まで、ひとつながりのイメージ】
今回、バジル先生の記事と同じように骨盤を意識したら、全部(音域、音色、リップスラー等)が上手くいく様になった体験をしたので、これは報告しなくてはと思い、投稿させていただきました。
私の場合はリップスラー(テンポ60位・16分音符でド-ミ-ソ-ミ・ド-ミ-ソ-ミを繋げる譜面)が上手くいかなくて困っていたのですが、月に3回ほど教えていただいている教室の先生に、「重心を下半身の方に」「お尻の底の筋肉も使う」「そもそも頭も胸もお尻も全部繋がっている」と教えて頂いた途端に、ビックリするくらい全部の音が簡単に出せるようになりました。
特に、お尻の底の筋肉も使うという事と、頭からお尻まで1つの袋に包まれて繋がっているとイメージする事は、今までの吹き方のバランスを良い方向に大きく変えてくれました。
要するに今まで体の上半分しか使っていなかったから、苦労していたのです。
陳腐な表現で申し訳ないのですが、アイスのパピコを食べるときに、おなかの部分だけを押して食べられるだけ食べて後は捨てていたような状態ですかね。
全部食べるなら一番下(骨盤の底)から押し出さないといけないですよね。
常識的に考えてッッ!!
この体の使い方がまず一番最初にあって、そこからアンブシュアや息の流れや舌の使い方の話へと繋がっていく感じなんですかね。
1年前の自分に話せるなら、「アンブシュアやらプレスやらマウスピースやらで悩む資格すらまだ持ってないぞ」と言ってやりたいです!!
1年間何をやっていたんだと思わなくもないですが、譜面を見るときに上加線が3本位でてきても全く怖気づかなくなったのは正直心地よいです。
バジル先生の
に、
「骨盤底エクササイズ」が加われば、この3つのエクササイズだけで上手くするとはじめたばかりの人でもハイBbまで出せるんじゃないでしょうか。
意識するだけで劇的に良くなるのに、きちんと触れているのはバジル先生のブログぐらいで、もっと息と骨盤の関係が広く一般に知れ渡ってれば、私も苦労しなかったと八つ当たりしたい気持ちもあり、書き込ませて頂きました。
(ちなみに教室の先生には、はっきり下半身を使えと再三指導されていたので、私の場合は完全に自業自得です)
了
P.S.バジルのブログに出てくる「骨盤」関係の記事一覧はこちら