努力と上達を比例させるために

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ボストンブラスなどで活躍してきているチューバ奏者、アンドリュー・ヒッツさんのPodcastを聴いて大いに楽しんでいる。http://www.pedalnotemedia.com/the-brass-junkies/(英語)

アメリカの優れた金管演奏家たちが毎回新しくゲストに来る形のインタビュー。様々な奏者の人生、キャリア、経験、考え方や練習法を知ることができてとっても面白い。

そんな人たちに共通しているのが、

①演奏家になろう、演奏家であり続けようという意志の強靭さ・明確さ・徹底度。

②そのための持続的で物凄い努力と集中力。

圧倒的だ。

しかし、②に関しては秘密がある。それは、彼らにとって練習量・努力量が上達に必ず正比例して直結していること

わたしは演奏家になろうという意志がそもそも揺らぎまくっていたけれど、努力と上達が比例しない、ときには反比例すらすることが多かったので、自分との違いを痛切に感じる。

この問題を何としても解決し、努力に見合った上達を得ようという探求の道のりで出会ったキーファクターがアレクサンダー・テクニークであり、現在に直結している。

アレクサンダー・テクニークは、少なくともわたしにとっては、『努力と上達をつなぐもの』だ。

優れた演奏家たちに共通する特徴のひとつであることを思うと、アレクサンダー・テクニークが音楽に貢献できる事柄のひとつの大きなポイントなんだろうと思う。

わたしにとっては、努力が実を結ばない、ときには自分を裏切り痛めつけるという問題と向き合い乗り越えるところから出会い、学んだものだが、問題を乗り越えるために限られたものではなく、うまく言えないけれど表現することに直結している何かがある。

自分でもうまく説明できないが、アレクサンダー・テクニークに関係するあらゆる活動、それこそパソコンを使ってコンテンツを作り手入れすることも、表現活動という感覚がある。

Basil Kritzer

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