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音階練習やアルペジオの代わりに、気に入った曲やフレーズをいろいろ移調して練習するなどして、練習をもっと音楽的にしたら不思議と、気が楽になった!
音楽と技術が自分の中でもっと切り離されていたときは、音階とかアルペジオとかの基礎練はどこか数値維持や更新をモチベーションにしたフィジカルトレーニング的な面があった。
それはそれで楽しかったしもちろん技術的に上達したけど、毎日やんなきゃ、維持しなきゃ、更新しなきゃっていうプレッシャーをずーっと感じて苦しかった。
なんでか、っていう論理的説明はうまくできないけど、練習をもっと音楽にして創造行為にしたら集中力やコンディションを調整しなきゃという圧迫感もあまり感じないんだよなぁ… 不調による自己嫌悪にもあまり囚われない感じがする(^_^)
しかも、マウスピースや楽器に凝る意味がなんかふと分かった気がした。マウスピースや楽器がくれる音色とかニュアンスに、耳が向く感じというか、なんかそういうのですね!以前はこだわり・頑固に感じていたけど、そうじゃなくて関心なんだな、音楽や素材としての音色・音質への。うん、これは面白い!
一週間くらい前かな、「もういいや、下手でも。こんだけやってきてここまでなら仕方ない!」って思えてきたのがなんか伏線になってる気がする。翌日の唇の疲労が減ってる感もなぜかある。
不思議だな!
Basil Kritzer