トランペットでペダルトーンを演奏することに伴うリスク

 

David Wilken氏のウェブサイトより、記事“Associated Risks” of Trumpet Pedal Tones(原文こちら)の翻訳です。

– – – – – – –
トランペットでペダルトーンを演奏することに伴うリスク
– – – – – – –

 

わたしは以前、ある記事のなかでペダルトーンを練習することに「リスクが伴う」と述べ、それがどんなリスクであるのかという質問を受けた。

 

このブログ(www.wilktone.com)のなかで、トランペット奏者に対し、ペダルトーンをたくさん練習することを避けること、時には一切吹かないようにすることまで何度も示唆してきた。

 

わたしの意見として、トランペット奏者がペダルトーンを演奏することで得られる恩恵は、他の練習を通しても得られると思う。さらに言えば、あらゆる金管楽器の奏者たちが、ときに他の音域を演奏するのと根本的に異なるやりかたで極端な低音域を演奏することがある。これは、極端な低音域以外の他の音域において悪い癖をもたらしてしまう傾向があり、これがわたしが述べた「ペダルトーンの練習に伴うリスク」の意味である。

 

混乱を避けるため、言葉の定義をしておこう。大半の金管楽器における「ペダルトーン」は通常、基音のことを指す。倍音列において基音の上にある音は、基音のオクターブ上になる。その次は5度上だ。

 

チューバ、その他の低音金管楽器、ホルンに関しては、標準的なオーケストラやソロのレパートリーにおいてペダルトーンは頻繁に使われている。

 

一方で、トランペットは少しばかりちがった「種族」だ。まず、楽器の構造上、トランペットにとってのペダルトーンは音響学的な妨害要因があって他の金管楽器と同じようには機能しない。さらに、トランペット奏者の間では Low F#〜ペダルCの間の音のことを「ペダルトーン」と呼ぶことが一般的だ。対照的に、他の金管楽器奏者はそれらの音を「偽音」(訳注:英語文化圏では)と呼ぶ。この「偽音」を、トランペット奏者は音自体のツボよりも実質的にベンディングを用いて演奏している。意図した音程に対応するツボが無いからだ。

 

偽音にしてもペダルトーンにしても、標準的なトランペットのレパートリーには稀にしか登場しないし、いざ登場するときも特殊な音響効果を意図して用いられている。

 

この記事の議論の目的において、わたしは主にトランペット奏者を念頭に置いており、ほかの金管楽器奏者について述べているわけではない。

 

トランペット以外の金管楽器奏者は、実在する音楽的状況においてペダルトーンを実際に演奏する必要に面するだけでなく、楽器の構造上、ペダルトーンを正しい奏法で演奏することがトランペットよちよっぽど容易である。

 

とは言いつつも、トランペット以外の金管楽器奏者に対しても、ペダルトーンあるいは特定の音より下の音域を練習することを一時的にやめるように指示することがある。後述するが、その奏者がトランペットのペダルトーン演奏において起きやすいことと似たことが起きてしまっている場合だ。

 

この記事におけるわたしの論点の骨子は、

 

「多くの金管楽器奏者が自分の限界に近い低音域を過剰に練習してしまい、それが他の音域に酷い影響を与えていることが多い」

 

ということだ。

 

特にトランペット奏者は、一部には楽器の構造のせいもあると思うが、ペダルトーンの過剰な練習により演奏上の問題を生み出してしまいがちである。

 

 

アメリカのトロンボーン奏者で金管楽器教育者のドナルド・ラインハルトは、彼に学びにきたトランペットの生徒たちには断固としてペダルトーンを練習しないよう注意していた。

 

 

ずっと昔スーザが活躍していた頃、当時有名だったコルネット奏者が、毎日「ペダルC(記譜のド)から吹き始め、半音ずつ下降しながらフォルテッシモで伸ばしながらいろいろなアーティキュレーションで吹く」という練習をすると、超高音域がすくなくとも一時的には演奏可能になることを偶発的に発見した。しかしながら彼は、骨の折れる実験を重ねた後、「ファルセット的高音域」(訳注:ファルセット=裏声、作り声)は非常に短命であることを見つけた。この寿命が来た後は、音域は以前より狭まってしまうのだ。

 

わたしが接してきた18人の先生のうちのひとりがこのペダルトーンにまつわる話をしてくれたのだ。ちなみにこの話に出てくる奏者は音域の狭まりが露見するまで1年半持った。

 

このペダルトーンを練習するという理論は、アンブシュアを大量に、非常にゆっくり、緩んだやり方で振動させるということをやる。それを通して、コルネットやトランペットの超高音域における格段により高速で引き締まった振動のためのアンブシュアの物凄い挟み込みやパッカー(すぼめ)の力を引き出すというものだ。ケースによっては確かに、これによって引き出される即座の高音演奏(ペダルトーンの練習の直後に行う)は、「ファルセット」な高音を生み出した。しかしながら、何度か繰り返しやっていくうちに結果はまったく出なくなっていった。

 

現在(訳注:ラインハルトの活動していた時期)になってもまだペダルトーン系指導者が存在するが、彼らはいずれも自身が「創始者」であると主張している。

 

わたしなら、そのような紳士達がお生まれになったはるか前から、彼らが「メソッド」などと呼ぶものはすでに本に載っていると言いたいところだ。

 

たしかに、彼らはペダルトーンエクササイズをさらに追加し手順を体系化してはいる。しかしながら、60年前(訳注:ラインハルトが述べているこの時点から60年前。現在からは90〜100年前?)にこのやり方が試されたときと同じように、まったく結果が出なくなることが保証できる。

 

(Donald Reinhardt, Encyclopedia of the Pivot System

 

 

1980年にラインハルトがトランペット奏者にレッスンしているテープの録音によると、ラインハルトが上述しているコルネットのヴィルトゥオーゾは  Harold Stambaugh, のことであり、この奏者は1920年から1929年かけてスーザと一緒に演奏している。ラインハルトはこのレッスンの中で、ペダルトーンの推進者たちの多くが音域と音質は素晴らしいがスタッカートに弱点を抱えていると詳しく論じている。彼はペダルトーンをたくさん練習するトランペット奏者たちが、ペダルトーンにおいては問題なく機能するアンブシュアの特徴を通常の音域でも敷衍させ、それがスタッカートのパッセージを綺麗に演奏することに制限をもたらしていると見た。

 

ペダルトーンが潜在的に金管奏者を台無しにしてしまう可能性を持っているが、その程度やあり方はその奏者のアンブシュアタイプにより異なる。トランペットでペダルトーンをたくさん演奏することは、マウスピースのなかに上唇をたくさん入れることを促進する傾向がある。教則本によっては、ペダルトーンを演奏するとき実際に上唇がたくさんマウスピースに入るような当て方をするようにという具体的支持が書かれていることさえある。

 

もしあなたが「超高位置タイプ」(訳注:3つのアンブシュアタイプに関してはこちら)のアンブシュアタイプの持ち主ならば、これをやってもまあ大丈夫だろう。

 

しかし、もしあなたが「低位置タイプ」ならば、ペダルトーンのときにはペダルトーン用のアンブシュア(おそらく下方流方向アンブシュア。訳注:詳しくはこちら)で吹き、他の音域は本来のアンブシュア(上方流方向アンブシュア訳注:詳しくはこちら)で吹く、という結果になる。これが起きる箇所には注意していれば聴いても見てもすぐ分かるシフトがあり、

 

この奏者がペダルトーンを演奏しているときにマウスピースを非常に高い位置に置き、実質的に「超高位置アンブシュアタイプ」で演奏しているのがわかるだろうか?

 

しかしながらその後、普通の音域に戻るとき、この奏者はマウスピースを物理的に唇から離し、位置を下に移してことを余儀なくされている。「低位置アンブシュアタイプ」になるのだ。シフトが簡単に見て取れる例だ。

 

これが上方流方向のトランペット奏者にとって、ペダルトーンを練習することが破壊的(訳注:建設的の対義的な意味)になりうるひとつの要因だ。その奏者にとって最適なマウスピースの当て方・位置と実質的に真逆のものをペダルトーンのときにわざわざやることになる。

 

次に、この奏者(原文記事の二つ目のビデオをご覧ください)は優れた「低位置アンブシュアタイプ」のトランペット奏者で、クロード・ゴードンのエクササイズをいくつか演奏してくれている。彼がエクササイズを演奏している間、唇を前にすぼめることに頼り、マウスピースと唇が一体的に歯と歯茎にしっかり根付く感じを失うことに気がついてほしい。また、ペダル音域に移行するとき彼がマウスピースを唇に対してより高い位置にスライドして下方流方向アンブシュアにスイッチしていることについても着目して頂きたい。

 

ペダル音域から始まるエクササイズにおいては、通常の音域に移行するにあたってマウスピースを唐突に下にスライドして彼にとって通常の上方流方向のアンブシュアに戻している。

 

余談であるが、この奏者はその後やがてゴードンのエクササイズを採用することをやめ、自分の練習から除外するに至ったという。彼個人的に、長期的にみて有益とは思えなかったからだそうだ。

 

いま述べた二つのアンブシュアの機能上の特徴(マウスピースの当て方を変えること・アンブシュアの根づき感を失うこと)はどちらも、トランペット奏者が(そしてときには他の金管楽器奏者も)極端な程音域とその他の音域の一貫性・つながりを断った吹き方をしているときに非常に頻繁に見受けられる特徴である。

 

 

BE-Roll-Out-300x225いくつかのメソッドでは、ペダルトーンの吹き方として、写真のように意図的に唇を外にめくり出してマウスピースを唇の内側の膜のところに置くよう指示しているものがある。

 

 

これをするには、その後にペダル音域から別の音域に移行する際、唇を元の適切なポジションに巻き込み直して戻すというアンブシュアシフトが必ず必要になるし、また言うまでもないが唇の内側の膜を傷付ける危険がある。このやり方は、すでに紹介した二つの動画のケースにおいて、ペダル音域から移行するために唇とマウスピースを別のポジションにスライドさせる必要を生じるという結果と、それほど相違はない。

 

また、奏者によっては音域を下がっていくために顎を開けて落とす動作を過剰に組み込むことがある。 これは一定程度は機能し、また低音域で大音量を確保する助けにはなるが、顎の開き・落としはマウスピースを上唇に対する適切な位置から引き下げてしまう傾向が伴う。これはいつも起きるわけではないが、低音域とそれ以外の音域とで吹き方を変えてしまうやり方のうちトランペット奏者もほかの金管楽器奏者も共通しているもののひとつだ。

 

奏者が通常の音域の演奏においてペダルトーンアンブシュアを使いさえしなければ、何の害もないのではないか?という議論もできなくない。過剰にペダルトーンの練習を熱中したり量的にやりすぎなければたしかに、あなたの演奏に危害を及ぼすことはおそらくないだろうが、

 

A:トランペット奏者がペダルトーンを通常の音域の演奏と一貫した吹き方で吹くことに伴う困難

 

B:ペダルトーンのアンブシュアをそれより上の音域にも持ち込んだり影響させたりするリスク

 

を対比すると、後者のリスクは、わたしからするとトランペット奏者に対しペダルトーンの練習をすることを単純に避けることを助言するのに十分だ。唇のリラックス、音の開放、音域の開拓に関しては他のエクササイズを通してやった方がいいと思う。

 

他の金管楽器奏者もまた、超低音域を、ほかの音域を演奏するときのアンブシュアとマッチしない吹き方で練習することを避けるのが賢明な可能性がある。例えばこの写真のように。

CollapseingpedalBbfront-300x205

 

しかしながらトランペット以外の金管楽器は標準的なレパートリーでペダルトーンが用いられており、トランペットより音響学的にうまく響きもするので、どこかの時点ではアンブシュアをシフトしたりアンブシュアを崩すことに依存するような吹き方でない方法でペダルトーンを鳴らす方法を学びたいところだろう。

 

 

Q.ほかの音域と矛盾なくつながるような吹き方で、トランペット奏者はペダルトーンを演奏できるだろうか?

 

A.可能なのはたしかだ。しかしそれには長期間の練習が必要になるものだし、アンブシュアタイプによってそれがやりやすい人とより難しい人がいる。

 

 

Q.では、ペダルトーンを練習することは、それにかけている時間に見合うだけの恩恵があるのか?

 

A.ペダルトーンを用いなくても同じ恩恵をもたらすことができて、ペダルトーンのようなリスクがないほかの方法(ただし、その方法は個々人のアンブシュアタイプによって異なるが)がいくつもあることを考慮すると、わたしは個人的にはトランペット奏者にはペダルトーンの練習は避けるよう助言する。

 

 

Q.たまにペダルトーンを吹くだけでも奏者を台無しにするのか?

A.おそらくそうはならないが、ペダルトーンを毎日過剰にやると、そうなってしまう可能性が高まる。

 

 

いうまでもなく、ペダルトーンを信奉している非常に優れたトランペット奏者は多く存在する。一方で、一切やらないという奏者もたくさんいる。

 

最終的にペダルトーンが有益なのかどうかは、かなりの部分で奏者個々の解剖学的特徴によって個々に異なりまた独自である一方で、わたしはトランペット奏者たちにはペダルトーンの連取を1ヶ月やめてみて、同じ時間をほかの練習に充ててみることを提案したい。試してみてどうだったかは、ぜひこちらでコメントして共有して頂きたい。

– – –
訳者より:この記事にいただいた質問と、そこへの返答のやり取りが大変良い補足になっております。ぜひご覧ください→【ペダルトーンの練習の仕方について】
– – –

ブログでは読めない話もたくさん!ぜひメルマガをGET♪

レッスンの申込や出張依頼などについては、こちら!

トランペットでペダルトーンを演奏することに伴うリスク」への6件のフィードバック

  1. バジル先生はじめまして
    私はトランペットを吹いているアマチュアプレイヤーです。

    約一ヶ月前に私の所属しているバンドの演奏会があり、その演奏会に向けた練習期間の中でチューニングB♭を出すのがやっとの状態になってしまいました。その後、調子を元に戻すため、チューニングB♭のオクターブ下のB♭からスラーでペダルB♭まで半音ずつ下がり、そこからチューニングB♭まで半音ずつ上がる練習を始めました。約2週間程で上のFの音が出るまで戻り、今ではハイB♭が当たるまで回復しました。唇の真ん中が徐々に振動してきている感じがします。

    この練習を始める前にバジル先生のブログを読ませていただきましたが今はこの練習をしばらく続けて様子を見たいと思っています。ペダルトーンだけロングトーンしたりする練習はせず、あくまで通常の音域とつなげて練習していきたいと思います。

    • 記事にもあるように、ペダルトーンがリスクになる人ならない人いろいろいるとのことですから、効果や良さを感じているなら心配せずにどうぞ続けましょう!

      Basil

  2. バジル先生こんにちは。アマチュアのトランペット奏者です。私はあるプロの門下ですが、練習の中にペダルトーンが組み込まれています。

    ただし、最初からペダルトーンを吹くのではなく、ペダルトーンのオクターブ上からスラーで下りて最後の1音だけがペダルトーンになる方法です。先生からは最初に吹き出したアンブッシャーでペダルトーンまで下がるよう指示が出ています。ペダルトーンを吹く時に絶対にペダルトーンが吹きやすいアンブッシャーに変えてはいけないと強く言われております。

    この練習によりhigh F程度まで当たるようになり音色も改善したように思います。しかし、バジル先生の記事を拝見した時にそのリスクがとても高いのでは無いかと強く感じ、ペダルトーンを続けていいものなのか考えてしまいました。トランペットにおいて高い音を獲得するために他の有力な方法があるのであれば是非ご教授いただけませんでしょうか。

    私の先生がペダルトーンを吹く時に通常時とアンブッシャーを変えて吹いてはいけないと強く指示を出してきた理由がバジル先生のお話により明確になりとても納得しております。貴重なお話をありがとうございます。

    • よしきさま

      おはようございます。

      記事の執筆者によると、記事中に明言されている通り、アンブシュアタイプによって相対的にペダルトーンの練習が問題を引き起こしにくいタイプと、引き起こしやすいタイプがあるとのことです。

      師事しておられる先生の指示『ペダルトーンを吹く時に絶対にペダルトーンが吹きやすいアンブッシャーに変えてはいけない』は、わたしにはペダルトーンの練習における、この記事中で言及されている「リスク」を回避・軽減するもののように思えます。「絶対」とまではわたしはいえないかもしれませんが、個人的は先生の指示には共感します。

      >>最初に吹き出したアンブッシャーでペダルトーンまで下がるよう

      昨年夏ごろこからわたしもそれを意識して取り組み始めました(ホルンですが)
      すると、高音が安定しました。また、4オクターブまたはそれ以上の音域のスラーもよりつながるようになってきました。

      高い音の練習それ自体は、わたしはシンプルに高い音を吹くことで行っております。たとえばこんなやり方で。

      ただ、この練習の仕方はホルン、チューバ、トロンボーンにはとても有用ですがトランペットは何らかのアジャストが必要かもしれません。楽器のバランスがちがうというか…。

      ペダルトーンの練習が他の楽器より弊害が出やすいとする記事原文の執筆者の指摘も、トランペットと他の金管楽器の若干のバランスのちがいを示しているように思います。(とはいいつつも、ホルンにおいても低い音の練習に偏りすぎてアンブシュアの使い方が崩れているひとを結構見かけますので共通点もありますね。わたし自身、ペダルトーンにおいてなるべくアンブシュアを一定にするように練習しだしたら良い効果が低音以外にもありましたし。)

      また、わたしがドイツで5年間師事したホルンの師匠は、中低音域の鳴り・響き・柔軟性をしっかり確保、確認してから高音域につなげていくというウォームアップ&練習法&奏法のひとでした。当然わたしもそれに従っていましたが、大学を出てから徐々に練習の仕方を変え、むしろ高音を中心にするようになりました。わたしの場合は、高音域を中心に据えたほうが、テクニック・奏法が全般にバランスが取れ、上達の手応えも得やすくなります。きっと、師匠とは奏者としてのタイプが異なっていたんだろうと思います。

      その経験もあり、いま、ひとによっての奏法の中心・重心がどこにあるのかが異なるんだ、という見方をレッスンでは用いています。
      この記事を含めた、David Wilken氏の記事を読んで勉強してからはさらにそれが具体的になりました。

      Basil

      P.S. ご質問と回答を、ブログやメルマガで紹介させてください。

  3. ご返信ありがとうございます。ペダルトーンについてアンブッシャーによってリスクの高低があると言うことはバジル先生の記事で始めて知りました。私の師事している先生の門下生は音出しの段階から同じことをやっているのを目撃しており、門下生で食事に行った際にレッスンで何をやっているのか尋ねてみたところほぼ同じ事をやっていることが分かりました。

    「アンブッシャーを吹き始めから変えずにペダルトーンに下がる」についてはかなり考えられてこの指示が出ていたように思います。ペダルトーンについて師事している先生はやり方を間違えると非常に危険でアンブッシャーの安定性を損なう恐れがあるという話をされていた事を思い出しました。また、一時期ペダルトーンを取り止めた事もあったとも言っていました。この事についてバジル先生の記事を拝見した時、何故そうなのかその仕組みがとてもよく分かりました。また、門下生に同様の練習法を用いているためペダルトーンが吹きやすいアンブッシャーに変えてはいけないという指示を全員に出すことにより一律にリスク回避を行っていたように思います。

    ハイトーンについての具体的な練習方法をご教授いただきありがとうございます。バジル先生から教えて頂いた方法を試してみたいと思います。

    ブログとメルマガの件ですが、名前の出ない匿名でお願いします。

    • ありがとうございます。匿名で行います。
      きっと何人か、とても役に立つひとがいるであろうやり取りだと思います。

      Basil

よしき へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です