普段からレッスンに通っている大学生トロンボーン吹きの Aさん からの質問です。
【質問者】
いつもベーシックコースでお世話になっております。
先生のご意見をできる限り早くお聞きしたいので、こちらにて失礼致します。
本日、楽器を吹いていたら、急に舌に血豆のようなものができてしまいました。
そこで初めて気がついたのですが、私はタンギングの際に舌を上の歯に押し当てていたようです。
舌をまた痛めるのも嫌なので、舌が上の歯に当たらないようにしよう、と考えて吹いてみたのですが、どうも上手くいかず、変に力が入ってしまう気がします。
先生はどのようにしたらいいと思われますでしょうか。
【バジル】
一時的に練習量やストレスは増えていますか?
もしくは吹き方を変えているなどはありますか?
【質問者】
楽器を吹いている時間自体は増えてはおりませんが、オーケストラの曲の練習で高音を吹く時間が増えているため、ストレスは以前よりかかっていると思います。
吹き方に関しては、息をお腹から斜め上に向かって吹き上げることと、唇の密着度を高い音になるにつれて上げていくことを以前より強く意識して練習しております。
【バジル】
・ストレスはどれくらいのものですか?
・舌の血豆ははじめてですか?
・実は、普段からちょっとだけ舌先を噛んでいることがありませんか?
(レッスンでお会いしているときのトロンボーンを吹いていないときの様子から推測しました)
【質問者】
・普段、基礎練習を一時間、曲の練習を30分程度行っているのですが、基礎練習でリップスラーなどで高音に上がる練習をした上で、自分にとっての最高音域の曲をスラーで練習しているので、負担は相当だと思います。一時間半吹くと口の周りの筋肉が痛くなる位です。
・舌の血豆は初めてです。これまで舌に負担がかかっていることなど思いもしませんでした。
・言われてみれば、普段から舌のどこかしらには歯が当たっているような気がします。
【バジル】
・直接的原因は奏法ではなく、練習の組み立て方やストレスである
ということができそうですね。だからそこを見直していきましょう。
遠因としては、普段から舌が歯にあたっている、という点も同時に関係しているかもしれません。
ただ、それが
・矯正可能なのか
・矯正の必要があるのか
・矯正しなくてもよくて、練習法やストレスマネジメントで解決すべきことなのか
は現時点では厳密には分かりませんね。
【質問者】
練習の組み方については、最近高音の練習をすればするほど調子が悪くなっている気がしていたので、ぜひ見直していきたいです。
本番が一ヶ月後に迫っているということもあり、多少のストレスは仕方ないかなあと思いつつ練習してきたのですが、やはり良くないですよね…。どのような練習をしていけばいいのか、迷っています。
普段から歯に舌が当たっている件については、以前から患っている呑気症とも関係があるかもしれませんので、一度病院に行って見てもらうかもしれません。
【バジル】
呑気症をお持ちだったのですね。
おそらくかなり関係していると思います。
【質問者】
病院に行って見てもらいます!
この度は御返事本当に有難うございました!
今後も宜しくお願い致します。